隠れた郷土の遺産、石段の魅力をあなたに!
高山不動尊の位置 | 石段の地形的な位置 |
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所在地 埼玉県飯能市大字高山字西の下346番地 | |
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段 数 | 120段[標準] | 磨滅度 | 中程度 |
長 さ | 約43m[標準] 石段部分=39m(90%) 踊場部分=4.1m(10%) |
方 角 | 北北東 |
高低差 | 約18m[標準] | 石 材 | 天然材(緑色岩・砂岩・石灰岩) 人工材 |
幅 員 | 2.5~2.6m[標準] | ||
踏 面 | 17~27㎝[標準] | 手すり | 中央に有 |
蹴上げ | 12~17㎝[狭い/標準] | 併置物 | 灯籠・石碑・手水舎 |
傾 斜 | 約36~38°[急] | 築年代 | ? |
踊場数 | 1ヵ所 | 植 栽 | カエデ・スギ・ツツジ・カンゾウなど |
袖 石 | 有(幅12㎝) | その他 |
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急な石段が100段以上続く 最初に10段の石段を上り、踊り場から上を見ると、傾斜角36~38°の急な石段が、本殿境内まで踊り場なしで続く。圧巻である。 |
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平らな石材をうまく使う 石段の石材の多くは緑色岩である。高山不動尊付近にはよく見られる岩石。層状の部分が、石段の石材に適する。珪質(石英質)の要素を備えた、比較的硬い緑色岩もある(下段付近)。 |
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袖石も天然材がそのまま 袖石の石材にも、荒削りのままの天然材が用いられ、情趣が感じられる(下段付近)。 |
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踏み面上に円形の穴が 石材として用いられている緑色岩は比較的やわらかい。表面にはしばしば穴や窪みがある。直径が約8㎝と5㎝のほぼ円形の穴がある(上段付近) |
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手すりは鉄製のクサリ 通常、手すりはパイプ状のものが多いが、この手すりは鉄製のクサリでできている。支柱の間のクサリはたるみがあり、揺れるので石段上りが楽しい。 |
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重厚で大きな本殿 常楽院不動堂と呼ばれる。桁行(けたゆき)、梁間(はりま)とも5間(約9m)の大きさ。焼失後、江戸後期に再建された。密教仏堂の特徴をもつ。 |
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宝蔵殿につづく急な石段 本殿の山側にある宝蔵殿にいたる約50段の石段。傾斜は約42°でかなり急である。幅員は約2mで標準。石材は人工材。ふだんは柵が設けられていて上れない。 |