隠れた郷土の遺産、石段の魅力をあなたに!
羽黒神社の位置 | 石段の地形的な位置 |
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所在地 埼玉県秩父郡小鹿野町長留3537 | |
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段 数 | 177段[多い] | 磨滅度 | 中程度 |
長 さ | 約96m[長い] 石段部分=89m(93%) 踊場部分= 7m(7%) |
方 角 | 北 西 |
高低差 | 約43m[大きい] | 石 材 | 天然材(チャート・頁岩・砂岩) 天然木 人工材 |
幅 員 | ❶ 1.5~1.9m[標準] ❷ 1.4~1.8m[標準] |
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踏 面 | ❶ 35~65㎝[標準~かなり広い] ❷ 30~70㎝[標準~かなり広い] |
手すり | なし |
蹴上げ | ❶ 7~31㎝[低い~かなり高い] ❷ 5~28㎝[低い~かなり高い] |
併置物 | 灯籠・石柱・手水舎 |
傾 斜 | ❶ 20~32°[緩い~標準] ❷ 26~28°[標準] |
築年代 | ? |
踊場数 | 4ヵ所 | 植 栽 | スギ・アオキなど |
袖 石 | ❶ 有(玉石部分) ❷ なし(木段部分) |
その他 |
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天然の玉石の石段 最初の石段部分は、天然石の玉石(真石)が使われている。1段に3個ずつ並んだものが多い。玉石の石段は、踏み面幅、蹴上げ、傾斜角が変化に富んでいて、味わい深い(下段付近)。 |
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最大級の玉石 玉石の多くは、30~50㎝の径をもつ。左上はチャートといわれる硬い岩石で、径が70㎝以上ある。右下は、秩父盆地内にみられる新第三紀の砂岩である。チャートに比べるとやわらかいが、平らなので石段に適する(下段付近)。 |
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林の中に木段が続く 木段は、全部で111段。幅員は1.4~1.8mあり、これは1本の天然丸太材がそのまま利用されている。なかには、ひび割れたり、折れたりしている木材もある(中段付近)。 |
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岩盤に打たれたペグ 丸太材を支えるために、岩盤に直接ペグが打たれている。岩盤は砂岩で、秩父盆地をつくる代表的な岩石の一つ(中段付近)。 |
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現役の根っこも木段の一部 横に張り出した木の根を、そのまま木段として利用。グッドアイデアである。思わず根っこに一声かけたくなる?(中段付近)。 |
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人工材と天然材 人工材の石段が9段のみある。岩盤がやわらかくペグが打てなかったか、地すべりを起こしやすい場所だったか?その上には木段が長く続く(中段付近)。 |
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宗吾神社とも・・・ 羽黒神社ではなく宗吾(そうご)神社の札が中央部の左に架っている。地元では、宗吾神社の呼び名が親しまれているらしい。 |