隠れた郷土の遺産、石段の魅力をあなたに!
坂東札所9番慈光寺の位置 | 石段の地形的な位置 |
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所在地 埼玉県比企郡ときがわ町西平386 | |
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段 数 | 111段[標準] | 磨滅度 | 中程度 |
長 さ | 約42m[標準] 石段部分=35m(84%) 踊場部分= 7m(16%) |
方 角 | 西北西 |
高低差 | 約19m[標準] | 石 材 | 天然材(石灰質片岩・緑色片岩・泥質片岩・砂質片岩) 人工材(一部) |
幅 員 | 1.85~1.95m[標準] | ||
踏 面 | ❶21~26㎝[標準] ❷26~31㎝[標準] |
手すり | 有(中央) |
蹴上げ | ❶18~23㎝[標準~高い] ❷23~26㎝[高い] |
併置物 | 灯籠・標柱など |
傾 斜 | ❶39~41°[急~かなり急] ❷35~36°[急] |
築年代 | ? |
踊場数 | 3ヵ所 | 植 栽 | カエデ・カンゾウ・スギなど |
袖 石 | 有(幅15~17㎝) | その他 |
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急な石段の先に観音堂 慈光寺観音堂の石段は、急である。息を弾ませながら上ると、やっと観音堂の屋根が覗く。もう一息!(上段付近)。 |
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多くの手が触れた証拠 ネズミ色に塗られた手すりが、赤茶色の地肌を見せている。急な石段なので、手すりは必需品。多くの人が手すりをたよりに、石段を上って行った(下段付近)。 |
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植物はズレも見逃さない 片岩からできている石段は、ひび割れが生じ欠けやすい。割れ目に泥がたまる。生存競争に長けた植物は、ここにもすかさず根をはる(下段付近)。 |
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三段重ねの踊り場 踊り場ではあるが、丸石を敷き詰めた3段のステップになっている。急な石段なので、一息入れられる気の利いた踊り場である(中段付近)。 |
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ここだけ新しい石段 最上段の9段のみ新しい。修復されて、あまり時間がたっていないと思われる。他の場所に比べて、傷みがすすんでいたのか? |
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風格のある観音堂 堂々とした観音堂である。ご本尊は千手観音である。高さ2m70㎝。毎年4月の第2日曜日が御開帳である。 |
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歩きやすい広い石段 観音堂の北東側に石段がある。整然と敷石が並べられた、踏面の広い石段である。踏面の幅は1~1.5mのものが多い。観音堂正面の急な石段がきつい方には、ゆるやかなこちらの石段がお薦めである。宝物殿の脇から上り、約100段ある。 |