隠れた郷土の遺産、石段の魅力をあなたに!
仙元山・浅間神社の位置 | |
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所在地 埼玉県深谷市人見1404 | |
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下の「石段の地形的な位置」の地図は、作図の都合上、北方向が左向きになっています。 | |
石段の地形的な位置 | |
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段 数 | 306段[かなり多い] A:174段[多い] B:132段[標準] |
磨滅度 | A:軽微 B:軽微 |
長 さ | 約218m[かなり長い] A:石段部分=97m(69%) A:踊場部分=43m(31%) B:石段部分=68m(88%) B:踊場部分=10m(12%) |
方 角 | A:北東 B:南南東 |
高低差 | A:約28m[標準] B:約17m[標準] |
石 材 | 天然材の玉石(砂岩・チャート・粘板岩・閃緑岩・石英片岩) 人工材 |
幅 員 | A:❶2.95m(主部)[広い] ❷4.2m(上部)[かなり広い] B:❶3.3m(主部)[広い] ❷6.1~7.4m(下部)[かなり広い] |
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踏 面 | A:❶36~40㎝[広い] ❷53~61㎝[かなり広い] B:❶38~43㎝[広い] ❷50~55㎝[かなり広い] |
手すり | A:有(中央)/一部なし B:有(中央)/一部なし |
蹴上げ | A:❶10~18㎝[低い~標準] B:❷14~18㎝[低い~標準] |
併置物 | A:標柱・柱置場 B:標柱 |
傾 斜 | A:❶10~18°(主部)[ゆるい] ❷21~22°(下部)[ゆるい] B:❶16~18°[ゆるい] ❷20~23°[ゆるい] |
築年代 | 1959年(昭和34年) |
踊場数 | A:7ヵ所 B:3ヵ所 |
植 栽 | サクラ・アオキ・クヌギ・コナラ・マツ |
袖 石 | A:有(約15㎝幅の玉石) B:有(約15㎝幅の玉石) |
その他 |
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トレーニングに格好の石段 仙元山の石段では、部活動と思われる生徒たち、ウォーキングと思われる大人の方々などをよく見かける。石段を利用したトレーニング場所としてうってつけである。傾斜が大部分20°以下で上り下りしやすい、踏面が広くふみはずす心配がない、公園なので整備が行き届いていて安心、深谷市の中心街からも近いなどの好条件が重なっているためか。家族連れも多く、親しまれている石段である(下段付近)。 |
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自然石の玉石 河原にころがっているような丸石の天然材を使った石段である。あたたかい雰囲気の石段でもある。一列に15~20個の玉石が並べられている。石の種類は、砂岩、チャート、粘板岩、閃緑岩、石英片岩などである(下段付近)。 |
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中央にパイプ製手すり 石段の中央にパイプ製の手すりが設けられている。背の高いポールが手すりを支えている。側溝が両側に設けられていて、水はけは万全だ(中段付近から)。 |
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味のある踏面 踏面がすり減って、わずかに窪んでいる。多数の人々の上り下りの跡だろう。歩行にはもちろん差支えはないどころか、かえって味が出ている(中段付近)。 |
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参道の先の本殿 石段を上りつめると、浅間神社の広い境内に出る。手を合わせている参詣の人が多く、地元から親しまれている神社である。 |
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桜を愛でる狛犬 仙元山の桜はみごとである。石段両脇には桜の木が連なり、境内にも花がこぼれている。思わず狛犬もお花見だ。天気も上々で、きっと一杯欲しいところだろう? |
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石段わきの礫の露頭 上の【石段周辺の地質】の項でも述べたように、仙元山は砂礫層からできている。石段を上りながら、確認することができる。ボロボロになっているものが多く、きれいとは言えないが、一瞥してみてください(上段付近)。 |
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Bエリアの石段 Bエリアの石段は、浅間神社の北側にある。石段の作りはAエリアのものと同じである。天然材の玉石を使った癒し系の石段である。石段の上り口にはりっぱな石碑がある(下段付近)。 |
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見えない石段が奥にある <データの解説3>に述べたように、写真の先にも隠れた石段がある。見えない石段の傾斜が、手前の石段より4~6°小さいことによる。「あれ、まだあった」という感じである(中段付近から)。 |
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倒木のイタズラ? パイプ製の手すりの一部がへこんでいる。台風などによる倒木が原因のことが多いが・・・?(中段付近)。 |