隠れた郷土の遺産、石段の魅力をあなたに!
虚空蔵尊の位置 | 石段の地形的な位置 |
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所在地 埼玉県入間郡越生町上野 | |
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段 数 | 118段[標準] | 磨滅度 | 軽~中程度 |
長 さ | 約61m[標準] 石段部分=45.3m(74%) 踊場部分=15.6m(26%) |
方 角 | 北西 |
高低差 | 約21.3m[標準] | 石 材 | ❶天然材(砂岩) ❷人工材 |
幅 員 | ❶ 3.03m[広い] ❷ 2.64m[広い] |
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踏 面 | ❶ 33~34cm[標準] ❷ 27~30cm[標準] |
手すり | 中央(ステンレスパイプ) |
蹴上げ | ❶ 18cm[標準] ❷ 14~18cm[低い~標準] |
併置 | 標柱・灯籠・石碑・電灯など |
傾 斜 | ❶ 28°[標準] ❷ 30~31°[標準] |
築年代 | ? |
踊場数 | 4ヵ所 | 植 栽 | スギ・カエデ・カンゾウ・ドクダミなど |
袖 石 | 有(幅14~15cm) |
その他 | 北東側に迂回路の山道あり |
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苔と光のコラボ 虚空蔵尊の石段は苔で覆われているところが多い。山中のひっそりとした空気とよく調和する。手すりが踏面に影を落とし、やわらかい光が苔を映し出すハーモニーが印象的だ(中段付近)。 |
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緑色の苔むした袖石 袖石の表面にびっしりと生えた苔はひときわ鮮やかである。石段は南東斜面にある。袖石の表面は約28°の角度で、南東からの陽光をたっぷりと受ける。それが豊かな苔を育んでいるのかもしれない(中段付近)。 |
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中央部が沈んだ石段 上から4段目の踏面の中央部が沈んでいる。上から3段目の石段の下端との間には、最大1.8㎝の隙間がある。おそらく石段を支える地盤の沈下によるものだろう(下段付近)。 |
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踏面の沈み込み角度は? 踏面は奥手に向かっても沈み込んでいる。折尺を水平に保つと、踏面がかなり傾いていることがわかる。傾斜は10~11°である。折尺の上の測定器はクリノメーターで、ここでは水平をとるのに使用している(下段付近)。 |
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中段付近から望む 木漏れ日の続く石段の向こうに、本堂が小さく見える。平日であったが、地元の人、カメラを抱えた人に出会った。多くの人から親しまれている虚空蔵尊である(中段~上段付近)。 |
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ゆがんだ手すり 画面中央付近の手すりが下方にわずかにゆがんでいる。手すりはステンレス製の丈夫なものである。台風時などの倒木によるものか・・(下段付近)。 |
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補修が行き届いている なんらかの原因で、石段中央部が割れたのだろう。きちんと補修されて、安全に上り下りできるのでありがたい(上段付近)。 |
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嬉しい休憩場所・丸太編 虚空蔵尊の石段は100段を超える。中段付近の踊場に置かれた丸太づくりのイスである。お年寄りが訪れることも多い虚空蔵尊なので、ありがたい休憩場所だ(中段付近)。 |
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嬉しい休憩場所・ベンチ編 ベンチも置かれ、2~3人が座れる。汗をぬぐいながら、小鳥の声に耳を澄ますと至福の時間が流れる(中段付近)。 |
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狛牛?にまもられた本堂 狛犬のかわりに牛がいる。全国には牛以外にも馬・羊・鹿・猪・狸・兎・龍などの狛犬?があり、猫や鯛などもいるとか・・。穏やかな顔の牛に護られた本堂である。 |