隠れた郷土の遺産、石段の魅力をあなたに!
秩父札所31番観音院の位置 | 石段の地形的な位置 |
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所在地 埼玉県秩父郡小鹿野町飯田観音2211 | |
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段 数 | 295段[かなり多い] | 磨滅度 | 中程度 |
長 さ | 約220m[かなり長い] 石段部分=101m(46%) 踊場部分=1191m(54%) |
方 角 | 東北東~東(全体方向) |
高低差 | 約65m[かなり大きい] | 石 材 | 天然材(砂岩) 人工材(一部) |
幅 員 | 1.6~2.7m[標準・広い] | ||
踏 面 | ❶ 25~30㎝[標準] ❷ 35~45㎝[広い] |
手すり | 両側に有 |
蹴上げ | 12~21㎝[標準] | 併置物 | 句碑・灯籠・地蔵・幟旗 |
傾 斜 | ❶ 28~30°[標準] ❷ 36~38°[急] |
築年代 | ? |
踊場数 | 約24ヵ所 | 植 栽 | スギ・アオキ・ロウバイ・シダなど |
袖 石 | 有(幅15~25㎝) | その他 |
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長い石段のスタート地点 山門には一枚岩から掘りぬいたものとしては日本最大と言われる仁王像がおさめられている。山門をくぐるといよいよ石段上りである。石段の左側には「手助け仁王の手形」とよばれる石造りの大きな手形がある。 |
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九十九折の石段 長い石段は右に左に、時にUターンを繰り返して変化に富む。踏み面や蹴上も変化が激しい。本写真では、右側に手すりがあり、左側は自然石が利用されている。石段脇には句碑が多数おさめられている(中段付近)。 |
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段差のある踊り場? 平らな面のみの標準的な踊り場とは少し趣が違う。数段の段差があり、石段か踊り場か判別に迷う(?)。踊り場、または幅の広い踏み面には、不定形の敷石が整えられている(中段付近)。 |
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観音院の本堂 長い石段を上りつめると、本堂がある。みごとな礫岩層を巧みに利用している。秩父札所の中でもダイナミックな自然と調和した本堂である。境内には鐘楼(鐘突き堂)もある。 |
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磨崖仏がびっしり 岩壁には、多数の磨崖仏(まがいぶつ)が幾重にも刻まれている。高さ18㎝であり、室町時代の作と伝わる。多数の石仏は、「十万八千仏」とも言われる。 |
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東奥の院からの眺望 本堂の脇を抜けて、70段近い自然石からなる狭い石段を上ると、東奥の院がある。ここからの眺望はすばらしい。周囲の荒々しい山肌が眼前に迫ってくる。なお、西奥の院は崩壊のため立ち入り禁止である。 |