隠れた郷土の遺産、石段の魅力をあなたに!
睦神社の位置 | 石段の地形的な位置 |
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所在地 埼玉県さいたま市南区白幡1-16-13 | |
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段 数 | 91段[標準] (A=37段 B=54段) |
磨滅度 | A=ほとんどなし(新しい) B=軽微 |
長 さ | 約43m[標準] 石段部分=37m(87%) 踊場部分=5.5m(13%) |
方 角 | A=北東 B=東南東~南東 |
高低差 | 約7.3m[小さい] | 石 材 | A=天然材(花こう岩・砂岩) B=人工材 |
幅 員 | A=1.46m[標準] B=1.13~1.19m[狭い] |
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踏 面 | A=27.5㎝[標準] B=28~121㎝[標準~広い~かなり広い] |
手すり | A=有(右側) B=なし |
蹴上げ | A=19.5㎝[標準] B=7~14㎝ [低い] |
併置物 | A=鳥居 B=池(石段Bの上り口脇) |
傾 斜 | A= 35°[急] B=8~26° [緩い~標準] |
築年代 | A=2013年(平成25年) B=? |
踊場数 | A=2ヵ所 B=1ヵ所 |
植 栽 | アオキ・シダ・シノダケ・カキツバタ・シロダモなど多数 |
袖 石 | A=有(幅12㎝) B=有(幅12㎝) |
その他 |
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石段の交差点 上の地形図に見るように、2本の石段が交差している。石段の交差点はなかなか見られるものではない。手すりのある白い石段は新しく、手すりのない黒い石段が古い。それらの対照も魅力的だ。 |
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微妙に屈折 古い方の石段は、交差点前で若干折れている。具体的な数値は上の<データの解説8>を参考のこと。Aの男坂は一気にストレートに突き上げるが、Bの女坂はゆるやかに屈曲する。この対称性も魅力的だ。 |
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二枚板の踏面 B石段の上り口は、踏面に2枚板が配されている。中には3枚、4枚のものもある。もちろん1枚のものもあるので、この変化が楽しい。 |
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浮き出た砂利 Bの石段は人工材で作られている。古いので表面が風化している。そのため使われている砂利(小石)が浮いている。中にはセンチメートル単位の大きさの小石も見られる。 |
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タワーではありません Aの石段の両袖には排水用の溝が通っている。下からのぞくと、まるで高層ビルのように・・。写真撮影の遊び心です。側溝の幅は約14㎝。 |
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正方形の穴が穿たれている Aの石段の両脇に四角い穴が穿たれた石がある。穴の一辺は7.5㎝。かつての柱の痕跡? |
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都会の中の本社 睦神社は武蔵浦和駅から歩いて10分程度。神社周辺は喧噪ではないが、都会の空気に満ちている。その中で緑に囲まれた高台の睦神社の境内は、とても落ち着いている。ゆったりとベンチに腰を下ろし、一息入れるのにはうってつけの場所である。 |
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多彩な植生 上の<データの解説10>に述べたように、植栽が充実している。高台にあるとは言え、それほど広くはない。しかし、植物の種類は豊富である。植物にご関心のある方には、楽しい場所であろう。 |
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やすらぎの池 Bの石段の上り口の脇には、池がある。約8m×5mの大きさ。暑い夏は涼をよぶ。池中央の二股の幹が印象的。かつては、太刀を池に立てて、雨乞いの神事が行われていたとか。 |