隠れた郷土の遺産、石段の魅力をあなたに!
秩父札所26番岩井堂の位置 | 石段の地形的な位置 |
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所在地 埼玉県秩父市下影森348番地(円融寺) | |
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段 数 | 約315段[かなり多い] | 磨滅度 | 中程度 |
長 さ | 約144m[かなり長い] 石段部分=107m(74%) 踊場部分=37m(26%) |
方 角 | 南東(下部)・北東(上部) |
高低差 | 約57m[かなり大きい] | 石 材 | 天然材(砂岩) 自然石(石灰岩・チャート) |
幅 員 | ❶ 1.3~1.9m[標準] ❷ 2.2~2.8m[標準] |
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踏 面 | ❶ 25~35㎝[標準] ❷ 60~70㎝[かなり広い] |
手すり | 中央に有 |
蹴上げ | 10~25㎝[標準/高い] | 併置物 | 地 蔵 |
傾 斜 | ❶ 24~30°[標準] ❷ 35~40°[急] |
築年代 | ? |
踊場数 | 9ヵ所 | 植 栽 | スギ・シダなど |
袖 石 | 有(幅15㎝) | その他 |
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延々と続く石段 写真手前の石段の先には、急勾配の石段が待っている。まるで天を突くかのようである。石段上りの醍醐味と言えよう。これらを上りつめると、石段は左にほぼ直角に折れる(下段付近)。 |
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ゆがんだ石段 石段をささえる地盤が不均等に動いたのあろう。その結果、石段中央部が水平に対してゆがんでいる。注意は必要だが、上り下りには問題ない。 |
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踏み面が前にせりだした石段 写真の上から2番目の石段は、左方にいくにつれ前にせり出しているのがわかる。石段中央部付近の地盤が滑ったために、石段が引きずられ、前方に少し移動したと思われる。 |
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岩盤に刻まれた石段 石段の最上部、岩井堂の本堂に近くなるとチャートの岩盤が露出する。これに直接石段が刻まれている。チャートは硬いので、頑丈な石段であるが、ノミを入れるのは大変であったろう(上段付近)。 |
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石段と本堂 長い石段のラストステージである。岩井堂がのぞいている。一息入れて、あせらず上ろう(上段付近)。 |
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ダイナミックな岩井堂の懸造り 岩井堂はミニ清水寺のようなつくりで、懸造り(かけづくり)と言われる。小さいけれど舞台もあり、そこに立つと厳かで清々しい空気を味わえる。 |