隠れた郷土の遺産、石段の魅力をあなたに!
蓑山神社の位置 | 石段の地形的な位置 |
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所在地 埼玉県秩父郡皆野町皆野4138-3付近 | |
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段 数 | 114段[標準] | 磨滅度 | 大きい |
長 さ | 約42m[標準] 石段部分=38m(90%) 踊場部分= 4m(10%) |
方 角 | 南東 |
高低差 | 約18m[標準] | 石 材 | 天然材(砂岩・砂質片岩・泥質片岩・緑色片岩) 人工材(一部) |
幅 員 | ❶ 2.0m[標準] ❷ 2.8m[広い] |
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踏 面 | ❶ 24~32㎝[標準] ❷ 72㎝[かなり広い] |
手すり | 有(中央) |
蹴上げ | ❶ 15~21㎝[標準] ❷ 18~32㎝[標準~かなり高い] |
併置物 | 灯籠・鳥居 |
傾 斜 | ❶ 28~35°[標準~急] ❷ 35~36°[急] ❸ 16° [緩い] |
築年代 | ? |
踊場数 | 2ヵ所 | 植 栽 | スギ・シダなど |
袖 石 | 有(幅14~16㎝/一部なし) | その他 |
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石段と夏草のコラボ 夏の終わりに訪ねた。したたる緑が、石段を覆い、まるで石段が緑に溶け込んでいるようだ。石段の向かって左側を、植物を踏みつけないようにして進んだ(下段付近)。 |
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石段と苔のコラボ 石段の表面には苔がはりつき、街中の階段では味わえない、自然の息吹とマッチした石段である。ゴツゴツした石段の表面も、苔と調和している(下段付近)。 |
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傾斜の変化が隠し味 上の<データの解説2>に述べたように、石段の傾斜が微妙に変化している。手すりの角度の変化が示している。石段歩きの楽しみのひとつだ(上段付近)。 |
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角度の違いは何度? 角度の変化点付近の手すりを真横から見る。赤線で示したように、上の石段の傾斜が急になっている。その角度は約5°。5°は実感できる角度である(上段付近)。 |
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消えた袖石 袖石が消えている。まわりの状況からして最初は存在していた。崩れて、流されたのかもしれない。赤線はスケールの左端から20㎝の位置である。元の袖石は、14~16㎝幅と思われる(中段付近)。 |
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さまざまな幅の石材 さまざまなサイズに切り出された石材が配置されている。変化に富んでいて、足取りも軽くなる。石材は砂岩(上段付近)。 |
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痩せ狛犬に守られるお堂 周囲の緑にマッチした素朴なお社である。扁額には、蓑山神社ではなく、「蓑神社」とある。痩せた二頭の狛犬が対面している。 |
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独特な姿の狛犬 体躯、容貌、表情など、味のある狛犬である。写真の狛犬は向かって左側にいらっしゃる。反対側の狛犬の姿もお楽しみください。 |