隠れた郷土の遺産、石段の魅力をあなたに!
奥沢神社の位置 | 石段の地形的な位置 |
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所在地 埼玉県秩父郡東秩父村奥沢128 | |
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段 数 | 88段[標準] | 磨滅度 | 軽~中程度 |
長 さ | 約48m[標準] 石段部分=38.5m(80%) 踊場部分=9.5m(20%) |
方 角 | 北 |
高低差 | 約21.5m[標準] | 石 材 | 天然材(玉石) 人工材 |
幅 員 | ❶ 2.62m[広い] ❷ 1.8~2.0m[標準] ❸ 2.25m[標準] |
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踏 面 | ❶ 31~47cm[標準~広い] ❷ 23~29cm[標準] |
手すり | ❶ なし ❷ 両側(鉄パイプ) |
蹴上げ | ❶ 19~23cm[標準~高い] ❷ 21~29cm[高い~かなり高い] |
併置物 | 灯籠・鳥居・標柱 |
傾 斜 | ❶ 31~36°[標準~急] ❷ 38~42°[急~かなり急] |
築年代 | ? |
踊場数 | 5ヵ所 | 植 栽 | スギ・タケ・カンゾウなど |
袖 石 | ❶ 有(幅15.5cm) ❷ 有(幅22~31cm) |
その他 |
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人工材で固定された玉石 1段に玉石が3~5個並べられている。それぞれのサイズは長径が30~60~90㎝と幅がある。岩種はチャートと砂岩がほとんどで、チャートが多い。玉石同士は人工材で固められている(下段付近)。 |
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袖石にも玉石が使われる 袖石にも玉石が縦に並べられている。人工材で固定されているのは、踏面と同じである(下段付近)。 |
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玉石にはチャートが多い 玉石にはチャートが多く用いられている。チャートは硬いので石段の材として優れている。周辺の秩父帯にはチャートは普通にみられる岩石である。写真のチャートは少し赤みを帯びている(下段付近)。 |
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踏面の剥離した人工材 踏面の人工材の被覆は薄いので、ところどころ割れている。歴史を感じさせる情趣がある。石段全体の摩滅度は軽~中程度である(下段付近)。 |
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玉石には結晶片岩もある 結晶片岩の玉石は奥沢神社の石段では珍しい。結晶片岩の縞模様(片理)が、写真の左右方向に見える(中段付近)。 |
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裸電球 おそらく祭祀、行事用の裸電球であろう。最近ではLEDが多いので、裸電球は懐かしい。神社の石段にはやはり裸電球が似合う(中段付近)。 |
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木の根が玉石を動かす 写真の右下隅から左上に向かって木の根が玉石の押しのけて伸びている。木の根と玉石のおもしろいコラボだ。中央の細長い玉石の長径は47㎝(中段付近)。 |
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最後の1段 境内にいたる最後の石段は、その下の石段の幅より約40㎝広くなっている。ほっと一息の石段か?(上段付近) |
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落ち着いた境内と奥社 境内には杉の木が何本かあり、ひっそりと奥社がたつ。心がやすらぐ空間だ。 |