隠れた郷土の遺産、石段の魅力をあなたに!
北向不動の位置 | 石段の地形的な位置 |
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所在地 埼玉県比企郡小川町笠原 | |
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段 数 | 55段[標準] | 磨滅度 | 軽 微 |
長 さ | 約22m[短い] 石段部分=22m(100%) 踊場部分=0m(0%) |
方 角 | 東南東 |
高低差 | 約13m[標準] | 石 材 | 天然材(チャート・結晶片岩・石灰岩など) 人工材 |
幅 員 | 0.55~1.5m[狭い] | ||
踏 面 | 10~39㎝[狭い~標準~広い] | 手すり | 有(右側) |
蹴上げ | 16~38㎝[標準~高い~かなり高い] | 併置物 | 灯籠・石碑・地蔵・不動の瀧など |
傾 斜 | 32~48°[急~かなり急] | 築年代 | ? |
踊場数 | な し | 植 栽 | スギ・シダなど |
袖 石 | 有(幅12~23㎝) | その他 |
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かなり狭い石段も 北向不動の石段は狭い。特に写真の部分は、幅員が55~70㎝である。手作り感があって情趣が感じられる(中段付近)。 |
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勇壮な石段も ゴツゴツし、尖った切っ先をもつ石材が使われている。この石はチャート。ガラスのように硬くて、割れ方までガラスとよく似ている岩石だ(上段付近)。 |
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岩盤に刻まれた石段も 露頭(岩盤が地表に現れている部分)に、石段が直接刻まれている。この露頭もチャート。刻むのは大変だが、石段としては堅固だ(中段付近)。 |
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二重の石段も 中央に、分離帯のように「袖石」が置かれている(白線で囲んだ部分)。通りにくい部分に、後になって脇道が新設されたのだろうか?(上段付近)。 |
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チャートの断層面 石段に沿ってチャートの断層面がある。チャートのように堅い岩石には、しばしば断層面が見られる。きつい傾斜で不安をさそう石段に、壁が安心感を与えてくれる(中段付近)。 |
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石灰岩もある チャートが多い石段の中に、石灰岩も少し使われている。ゴツゴツした灰色のチャートと、なめらかで白い肌の石灰岩の対照がおもしろい(中~上段)。 |
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思わず足がすくむ 急な勾配の石段を見下ろすと、まるで頂点にのぼったジェットコースターのようだ。上り下りには、手すりをしっかり握ろう(最上段より)。 |
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北向不動 本社は北を向いている。狭い場所なのでこじんまりした社だが、どっしりした不動様である。 |
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チャートの岩陰の祠 石段の中腹の南側に小さな祠がある。足場が狭いチャートの岩陰に立てられている。前面の柱が長く、後ろが短い(中段付近)。 |
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不動の瀧 道路の西側を、小規模の沢が流れている。そこに筧(かけい)があり、清らかな水が落ちている。「不動の瀧」の案内板が見える。 |