隠れた郷土の遺産、石段の魅力をあなたに!
冑山古墳の位置 | 石段の地形的な位置 |
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所在地 埼玉県熊谷市冑山 | |
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段 数 | 85段[標準] A:22段[少ない] B:63段[標準] |
磨滅度 | A:軽微 B:小規模 |
長 さ | 約81m[標準] A:石段部分=22m(100%) A:踊場部分=0m(0%) B:石段部分=18.5m(94%) B:踊場部分=1.2m(6%) |
方 角 | A:西北西 B:西北西 |
高低差 | A:約3m[小さい] B:約8m[小さい] |
石 材 | 天然材(砂岩) |
幅 員 | A:❶3.1m(下部)[広い] ❷2.1m(上部)[標準] B:1.5m[標準] |
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踏 面 | A:❶28㎝(下部)[標準] ❷18~19㎝(上部)[狭い] B:23~27㎝[標準] |
手すり | A:有(中央)/一部なし B:なし |
蹴上げ | A:18~19㎝[標準] B:13~16㎝[低い~標準] |
併置物 | A:灯篭・看板・トイレ・手水舎 B:特になし |
傾 斜 | A:32°[標準] B:29~32°[標準] |
築年代 | 1917年(大正6年) |
踊場数 | A:0ヵ所 B:1ヵ所 |
植 栽 | A:ツツジ・スギなど B:リュウノヒゲ・ササ・スギ・クヌギなど |
袖 石 | A:❶有(18㎝幅)/下部 ❷有(14㎝幅)/上部 B:有(12~13㎝幅) |
その他 | オプションの石段等あり |
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Aエリアの落ち着いた石段 冑山神社拝殿に向かう石段。22段と短いので、石段の下から拝殿が見える。杉木立に囲まれ、落ち着いた空気を醸し出している。しっかりした手すりが設けられていて安心だ。 |
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Bエリアの素朴な石段 冑山神社の本殿に向かう石段である。63段ある。古墳につくられた石段としては、段数の多さに驚く。冑山古墳の大きさを示している。Aの石段より幅員が狭い。手すりは設けられていない(下段付近より)。 |
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拝殿裏手の石段 Bの石段の上り口は、拝殿の脇を通り抜けて裏手にまわったところにある。狭い通路の連絡路のようであり、少しわかりにくい。補修用の足場が見える(2018年) |
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リュウノヒゲも袖石に? Bの石段の両脇には、リュウノヒゲが袖石に沿って植えられている。植栽の袖石のようである。リュウノヒゲ=竜の髯、またはジャノヒゲ=蛇の髯ともいわれる(上段付近より)。 |
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泥の溜まり場 踏面の上に泥が溜まっている。踏面がすり減ったか、踏面が傾いているのが原因か?砂岩の暗めの色と、泥の明るいブラウンの取り合わせがよい(下段付近)。 |
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ササも根性がある ササが踏面の奥の隙間に根付いている。植物はたくましい!石段同士の境界部分は、若干開いていて、泥が溜まった(下段付近)。 |
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本殿の精巧な彫り物 Aの石段を上り詰めると、本殿がある。本殿の周囲には華麗な彫刻がほどこされている。熊谷市の妻沼(めぬま)にある「歓喜院聖天堂」の建立にかかわった彫師によって、寶暦2年(1752年)に制作されたとのこと。 |
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冑山古墳の頂上から 高さ11.25mの頂上付近からの景色。杉木立の間に、住宅がのぞく。冑山古墳は貴重な緑の場所でもある。 |
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冑山古墳遠景 こんもりとした木立に覆われる冑山古墳。直径90mにおよぶ大きな円墳である。石段は、古墳の南東斜面に設けられている。 |