2005 
冬の始まりを迎え 春を迎え 再び種となり冬を越す

日々の風と共に歩く
私もまた 風の旅人となるのだ
沈黙は美しいと云う
そこに悲しみも辛さも耐え忍ぶ姿があるから
美しいのだと云う




だから 私も見習って深い夜に灯りをともそう
微笑む理由は それだけでいい
微笑む理由は きっとたくさんある

私はあの姿をずっとみてきた
あの山が削られる瞬間も
傷ついても ただそこに在る姿に
私は 何を学んだろう

あのたくさんの中に 
私の翼も隠されているんだって
言葉の魔法は ずっと続くといいね
それでも 朝降る雨のように 悲しみもまた 
続いてしまうような予感がする

癒されるものを求めて 探し続けても
その気持ちを持っているのは 
私自身だと 風が告げては去る

なら 立ち上がるしかない
そんな強さには 少しばかり覚悟がいるな…


2005.02.10.
...2005
春.. 夏..


季節の夕闇に
過ぎる想いをそぞろに乗せて
やがて 秋を冬を新たに迎える準備を


      〜2006.01. 心に留まった風景

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