中世の城館は、近代城郭とは違い大変探し方が難しいです。一般の地図などを見ても、載って無い物が殆どで
す。
そんな中世の城館の探し方を、自分なりに紹介します。

1、下調べ まずは、どの城や館跡に行こうか決めなくてはなりません。最近は、インターネットの発達
で各お城の説明を見て調べる事もできます。他には、各地方の城郭本を買ったり、図書
館で調べたりします。もし無ければ東京神田の古本街などで探して見るのも良いでしょう
。例えば、下の様な本を買ったり、
無ければ、東京神田の古本屋さんのHPで、探すか直
接行って探したりします。

岩田書店http://www.iwata-shoin.co.jp/
2、決まったら HPや本を見て決まったら、だいたいどの辺なのかを調べます。国土地理院さんで発行し
ている、地形図が良いと思います。(本屋さんで売っています。)それか、国土地理院さん
のHPでも観覧出来ます。

地形図閲覧システムhttp://mapbrowse.gsi.go.jp/mapsearch.html

それから、中世の城や館は交通の不便な所に多くありますので、車で行く場合は駐車
場、電車バスなどで行く場合は、時刻表などを調べておく必要があります。各役所に電
話で問い合わせて見るのも良いと思います。
3、付近に着いたら 城や館跡付近に付いたら、まず一番早いのは、地元の方に聞きましょう。聞き方にちょっ
とコツがあります。○○城と聞くのは止めましょう。地元のおばあさんやおじいさんには通
じません。「お城山」とか「城山」とか言うと分かるんですねー、何故か。そして、親切にあ
の山とか、ここから登れるとか教えてくれると思います。でも最後に、「行っても何にもな
いですよー。」と言われますが、気にせず行きましょう。(笑)
4、後はひたすら 後はひたすら探します。本や地図を見ながら。良く古木の松などがある所に、城跡があっ
たりします。館跡でしたら、お寺のある所がそうだったり、子孫の方が今でも館跡に住ん
でいたりしますので、挨拶してから見せてもらいましょう。
(注意)
1、一人で行くのはなるべく止めましょう。山城などは、急な岩場を登ったり、城の回りが崖になっている所が多く
、危険な場所が多いです。
2、夏場に行くのはなるべく止めましょう。蛇、蜂、所によっては熊がでます。クモの巣も多いですし、藪になって
て城郭などの機構が良く分らないので。
3、夏場でも服装は、長袖長ズボン。城跡で機構を探すのに、藪の中に侵入する為に、木の枝やバラのトゲで
手足に怪我をするので。それからカメラや本、おべんとうや飲料水をナップサックに入れて背負い、両手がいつ
でも使える形にしましょう。
4、夏場であれば、いきなりの雷雨、冬場であれば、雪や日が暮れるのが早いので、天気予報や時刻には充分
注意して行きましょう。