Diary2000.6

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6月30日()晴れ。
 目の前には TOKYO DOME。 直下を見ると オレンジ色のレーザー光線で描いた蝶が 編隊を組んで飛んでいるような光の装飾。
 深い帽子のつばが光り DOME内のファイターズ対ライオンズ戦の喧騒は聞こえない。 地上を走る地下鉄を幾度となく見送る。 
 今月にオープンしたばかりのHOTEL。 何もかも新しい。 従業員もたどたどしく動いている。 また一つ 大きな想い出となった。

6月29日(木)曇り.
 いのししが飛ぶ! 衝撃的な映像を見た。 あの体からは どうしても想像もできない あの跳躍力! 野生のいのししを操る人間がいた。
 人間は動物の王者なのか。 できるものなら 一緒に山の中で生活し お互いを理解したい。 仲良くなり 目と目で会話してみたい。
 そして お互いの生きる道を探りたい。 動物同士 仲良くできないわけがない。 まして お互いに 学習能力は抜群にあるのだから。

6月28日(水)雨.
 夜のTOKYO さすがに賑やかだ。 駅のあちこちに 浮浪者らしき人がたくさんいる。 今夜の宿を段ボールで組み立てている。
 根っから怠け者なのか。 世の中が悪いのか。 帰るところがあるのが幸せなのか 軒下に寝転がっている人を見て 考えてしまった。
 しばられ 毎日同じ繰り返し。 まるで動物園の檻の中を行ったり来たりする 虎や熊と同じではないか・・・。

6月27日(火)雨.
 眠れずに 夜中にごそごそとINETで出張先のホテルの予約や観光地巡りをしてしまった。 行き当たりばったりでいいやと思っていた。
 HPから予約したおかげで ホテル代が相当安くなった。

6月26日(月)雨.
 リスのエサに続き <マカレナ>という品種のひまわりが 雨の中で淋しそうに咲き始めた。 ひまわりと言ったら やっぱり太陽!
 これだけ雨が降り続くと ぎらぎらした太陽が恋しくなってくる。 15日には種したものも 徒長気味だ。 早く梅雨が明けないかな。
 慎重に慎重に 根回しをして 合意せず挫折。 そんなんなら 批判されてもいいから ガンガン動いてしまえ! と言いたくなる。
 誰も止めてくれない ブレーキのない 動く凶器となっている。 時代の先駆者は 常に批判され処刑される。 だが 時代が証明する。

6月25日()曇り時々パラパラ。 <衆議院&知事選挙>
 予定外に楽しいことがあった。 お花の先生?がラベンダーの切り花を持ってきてくれた。 手早く無造作に生けたが さすが先生!
 何気ない中に きらりと光るものを感じる。 その後 小雨が降る中であったが いっとき楽しい散歩をした。 

6月24日(土)雨
 きょう一日 自分の指定席である座椅子に座ったまま ほとんど動かなかった。 コーヒーは 少なくとも5杯は飲んだと思う。
 1994年4月に買った「蛍姫」に 「もの思えば沢の蛍もわが身よりあくがれ出づる魂かとぞ見る」との紫式部の歌が使われていた。
 この歌をきっかけに 古典の歌に興味を持った。 自分のこころを数少ない言葉に凝縮し 相手に伝える この一連の作業に惹かれた。
 純真な 素直なこころで読むとき 万葉びとのこころと体から放射される強烈な意志を感じられずに入られない。 俺は 現代の万葉人?
  天地(あめつち)の底方(そこひ)の裏に吾が如く君に恋ふらむ人は信(さね)あらじ <娘子>  万葉集
    天地の底方の裏=極まるところまで

6月23日()雨。
 ブルーベリーを味見した。 甘い! もっと早く食べればよかったと 後悔。 20日頃から採れたかな。
 品種は ウエイマウス。 藍色 紺色 紫紺 どの色も近い。 夢が次々と実現していく もっと! もっと!
 馬鹿野郎を捕まえた。 弱者の敵には それなりの償いが必要。 相当なお灸を据えた。 再犯は無いと思う。
 これで一安心。 肩の荷が下りたと同時に これから どう守っていけばよいのか わからない。

6月22日()晴れ曇り. <誕生日>
 誕生日にあわせるかのように ひまわりが咲き始めた。 なんと リスのえさ用だ。 ひまわりに こころが通じたのか。 うれしい。
 きょうは 星も ぼんやりとした月も見えなかった。 時折 小雨がぱらぱらとフロントガラスを濡らした。
 待つって 辛いね。 街灯の明かりを頼りに 本を読んだり 道行く人を 観察したり。 星が出ていれば 数えるのに。

< 夏至に思う >
 夏の花は 咲き誇る時間が短い。 たった1日しか咲き通せない花もある。
 それだけ 命を凝縮させて 開花の瞬間を迎えるのだろう。
 世に出現した目的である 生殖と結実を一瞬にして成し遂げてしまう。
 それに較べたら 人間の営みは ゆったりしたものだ。
 しかし 悠久たる大河の流れや 宇宙空間の現象からみると 一生涯は つかの間の夢の如く。

 大きな黄色の花は 強烈な日射しに立ち向かう 夏の王者の風格を漂わせる 際立つ強靱な 夏の花。
 太陽に抱かれ 見守られ 大きく 大きく開花する。

 ひまわりを見守る 熱く 熱く燃える太陽。 燃え尽きようとするように 更に熱く燃える。
 夏の空に 当然の如くある太陽。 
 そんな 太陽のように いつも いつも 見守り続ける そんな存在でありたい。


6月21日(水)曇り. <夏至>
 庭のニシキギに ムクドリが毎年巣を作る。 今年も やっぱり来た。 親鳥が巣から離れなくなったと思ったら ひながかえったようだ。
 時たま 両親がえさを取りに行くのか ひなだけになることがある。 ここぞとばかり巣の中をのぞくと ハゲ鷹のような ひなが3匹いる。

6月20日()晴れ。
 ぼんやりとした月夜。 田植えが終わったのだろう あちこちでカエルがゲロゲロ グアグア とうるさい。
 4月下旬に播いたひまわりの花が 中心が黄色くなり始めた。 もうすぐだ。 ビュッフェの あのひまわりのように 大きく思い切り咲け!

6月19日(月)晴れ.
 ワインの空ボトルを忘れた。 花瓶の替わりに使おうと 今朝もって行くはずだった。 実は いただきもので 捨てられずにいた。
 今まで飲んだ いただきもののワインのコルクは 記念に飾ってある。 さすがにボトルはがさばるので 小さいもの1本だけ残した。
 明日の朝 このボトルに花を差し 机の上とHPを きれいに飾るだろう。 お・た・の・し・み・に!
 何ごともなかっただろうか。 心配だ。 夜の敵に対する 怒りはおさまらない。 どうしてやろうか。 このままではすまない。

6月18日(日)晴れ
 暑くなると 冷えた軽いタッチのワインがいい。 邪道かもしれないが 氷を入れたワイングラス。 ビールじゃ 一人で飲むには淋しい。

6月17日(土)曇りのち雨
 早く味見をしたい気持ちをグッと抑えた。 藍色がずいぶん濃くなった ブルーベリー。 まだ果梗があおいので 酸っぱいだろう。
 ひまわりの花も 早く咲きたいのだろう 4月下旬播きのものは 開花までもうちょっとだ。 あの暑い日射しに逢えるのは もうすぐだ。

6月16日()晴れ。
 夕暮れ時の月がとっても きれいだ。 一面に広がる水田では 麦藁を燃やすオレンジ色の炎が 立ち上る煙の中から見え隠れする。
 薄暗い中での 幻想的な風景。 車を止めて ゆっくり楽しみたかった。 年に一度の 風物詩 一緒に見たかった。
 昔から視力は 両眼とも1.5だった。 そのおかげで 人を見る目は確かだと自負する。
 こころの奥底を見抜く 心眼は持ち合わせてはいない。 私の回りに集まる人は 心眼は必要ない。 通じあえる人が 自然と集まる。 ね。

6月15日()晴れ。
 昔から 医者は大嫌いだ。 何を言われるか そのまま入院で 二度と娑婆世界に帰れなくなるのではないかと 不安がつきまとうからだ。
 健康に関しては 不安がないわけじゃない。 きょうも背中が痛い。 しかし 医者には行かない。 いや 行けない。

6月14日()雨のち曇り.
 月の明かりで 街灯がいらないほど明るい。 月では ウサギが逆立ちをして 餅をついている。
 きょうは こんな歌を聴いた。 長渕 剛の古い古い曲。
  ♪あなたの名前を呼ぶ 早く帰って来てよと。
   二人でいるときは何ともないけど ひとりの時は やっぱり辛いのです。

6月13日(火)雨時々曇り.
 フロントガラスに雨が落ちるたび 街灯が揺れ惑う。 その一滴一滴がせつない。 照明が入っている看板は さながらネオンのように 瞬く。
 窓の明かりが ひとつ またひとつ消えていく。 傘を差し 地面を流れる雨水のように 家路を急ぐ人たち。 誰が待っているのだろう。
 夜の敵。 見えない力で 遠くから力強く守ってあげたい。 あのひまわりように 大きく そして 暖かく・・・・。

6月12日(月)雨時々曇り.
 注文しておいた ”ひまわり” の本が来た。 最も知りたかった なぜ太陽を追いかけるのか そのメカニズムが詳しく書かれている。
 ふん〜 そうなんだ。 光を求める性質が強いため 太陽と反対側の細胞が伸縮することから 追いかけているように見えるんか ふん〜。
 一定期間成長すると 体内時計が動き出すそうだ。 曇っていても思わず東を向いてしまう。 ちゃんと遺伝子が働いているんですね。
 ひまわりと言えば 明るく素直で 真っ直ぐなイメージ。 いつでも ひまわりのように 太陽を浴びて のびのびと青春?を謳歌したい。

6月11日()雨のち曇り。
 昨夜は驚くほど早く布団に入り 寝てしまった。 そのため いったん早朝に目覚めたが 雨の音がするので また寝てしまった。
 寝ぐせ?がついたのか 日中ボーとしていたら いつの間にか昼寝をしていた。 携帯のルパンの曲が聞こえたので ふっと我に返った。
 四季折々のきれいな花を さえない花器で さえない職場を さえないセンスで飾っている。 こころが表現され 飾ればいいと思っていた。
 策に溺れるとは言うが ある程度の予備知識と 技巧が必要だと <花づくし> を見て 唸ってしまった。 心技体とは よく言ったものだ。
 この本を貸してくれた人から見ると ”野に咲く花の生け花” はどう見えるのだろうか。 明日から 新たらしい ”生け花” に挑戦する。
 お風呂に入り ホットしながら黒い腕を見たら 皮がむけ始めている。 夏はまだだよね。 でも こころはいつも真夏さ! 決まったかな。

6月10日(土)雨が降ったり止んだり
 人の命は儚い。 絆を失い 寂しさを紛らわすための酒。 その酒に飲まれ 命を散らした。 42才。 弔いに明け暮れた一日。
 この世の中に どれくらいの人間がいるのか 想像すらできないほど たくさんいる。 しかし 出逢うのは 砂粒ほどもない人たち。
 奇跡に近い出逢いであるにもかかわらず 永遠の時の中での一瞬のすれ違いにより 不幸の因果が生じる。 無情な別れ。 合掌。

   君が行く道の長手(ながて)を繰りたたね 焼き滅ぼさむ天(あめ)の火もがも  <万葉集 15巻 3724>

6月9日(金)雨のち曇り時々雨. <梅雨入り>
 予報どおりに雨。 傘をさして 朝の散歩も またいいもの。 ひまわりは 太陽も出ていないのに 東の方を見ている。
 乾いて伸び悩んでいた 発芽してまもない植物は 水分を得て生き生きとしている。 
 ある国の機関に 仕事の協力依頼に行ってきた。 「そうに熱く語れる仕事がしたい」と言っていただき 全面協力の約束を取り付けた。

   夕されば 蛍よりけに燃ゆれども 光見ねばや 人のつれなき  <古今集>

6月8日(木)晴れN雨
 8人の思いが一つになり とうとう爆発した。 言葉の行間 文字間が読めない 本質を理解できない 思考能力あるの? 疑う。
 みんな苦しんでいるのに 現場に出たことない上司に 何を言ってもわからない。 管理能力がないなら 降格願いでも出したらいいのに。
 仕事に目標があるのか 夢が語れるか 聞いてみたい。 どうして給料がもらえるのか 考えたことがあるか聞いてみたい。 

6月7日()晴れ。
 毎日暑い。 おかげで ずいぶん焼けた。 心がすっきりとしたなかで 汗を流すのは気持ちいいが 何かもやもやしている。
 しかし 一人で仕事をしているおかげで やりたいことができる。 思ったことが自由にできる。 構想実現に向け 一直線!
 欲求本能には逆らえない。 時間が欲しい。 想ったこと 感じたことを実行するには 時間がある程度必要だ。 睡眠時間も。

6月6日(火)晴れ.
 昨日と今日 悩んで悩んで悩み抜き 結論が出ないまま一人で自分の仕事をしていた。 同僚がこころの中を見抜いてくれた。
 またひとつ 行動の力で信頼の厚みが増した。 飲もうか? いいですねー! しかし 根本原因の解決のめどは立たない。
 革命とは流血がつきまとう。 改革は無血だという。 14日には クーデターが起きそうな雰囲気。 自覚をさせるには必要か。
 「悪魔のセラー」で熟成されたワイン。 深い味わいだ。 彷徨う心を 一点に引き寄せる力。 想いがほとばしるように 体が火照る。

6月5日(月)晴れ.
 自分を犠牲にしてまでも 人の仕事はできない! いままで1年3か月の間 ずっと自分を殺して 自分の仕事は時間外にやってきた。
 しかし あまりにもひどすぎる。 何様だと思っているのだろうか。 人の痛みがわからなければ 現場の声や悲鳴は聞こえない。
 現場第一に考え 3Kの仕事を率先して行うことで 問題や課題が見えてくる。 下積生活がなかった弊害が今・・・。
 前髪が長くなり うっつぁしいので 自分で切ってみた。 お風呂で剃刀を使って 削ぐように切った。 2cmくらい切ってみた。
 ドライヤーで乾かしながら セットと言うほどでもないが ちょっと恰好を付けてみた。 いい。 ひと安心。 あと1か月は持つかな。

6月4日()晴れ。
 元同僚のところへ 出産祝いに行って来た。 牛が好きで 畜産農家へ嫁いで5年。 昼は みんなでバーベキューをした。
 気を使って 赤城牛のカルビを買っていったが 国産牛は高くて 普段は外国産の肉を食べているらしい。 牛を飼っているのに 何かへん。
 庭に記念樹としてブルーベリーを植えた。 龍年生まれの 名付けて ”ミレニアム龍生” すやすやよく寝ていた。

6月3日()曇り一時雷雨。
 一人暮らしをしているお年寄り宅の庭木の手入れをした。 剪定をしていると あれは切るな これはいいとか あれやこれやうるさい。
 話し相手が欲しいのだろうが だったら自分でしろと言いたくなってしまう。 90を過ぎても 口は減らないらしい。

6月2日(金)晴れ
 ♪誰のために咲いたの それはあなたのためよ・・・・・・・。 きょうも ひまわりをは種した。
 「向日葵」と字を当てた理由に納得。 広大な畑に 発芽したての無数ひまわり。 朝は東。 日中は真上。夕方は西に まるで指揮官が
 いるように 太陽を追う。 遺伝子に組み込まれた指令に 逆らうものはいない。 計時変化を写真に撮りたい。 壮観な風景だ。 

6月1日(木)晴れ一時雷雨
 怒り爆発! 自分の理想や夢を語るのに 他人が作ったペーパーはいらない。 首領たるもの 高い志と広いこころを持つべきである。
 無用の長物 ”便所の100ワット” でいいじゃないか。 明るいニュースのない濁悪の世の中 ひまわりのように 明るく 明るくいこう。
 仕事をライフワークの一部 趣味とする馬鹿なやつ。 脳の作りは いたって単細胞。 のめり込むのもいい加減にしろ! と自分を蔑む。