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   7月号  

    「当たり前」ということ     三上孝子

 校舎の周りでアジサイがきれいに咲きそろい、可憐なネジバナも芝生の中で存在感を示しています。梅雨のこの季節を忘れず、当たり前のように咲く草花たち、改めて感心します。
 たくさん有った6月の行事も成果を残して一つ一つ終わり、いよいよ7月です。水泳学習や1学期のまとめに精を出し、晴れ晴れとした気分で夏休みを迎えたいものです。 そのために、どの子も「自分にとって当たり前」のレベルアップを目指させましょう。

  厳しさのなかで
 石井桃子さんの本をいっぱい読んだ子どもたちです。物語の展開が穏やかなので、がまんして読み進まないと本のよさに到達できません。すぐにいやになってしまったり、あきらめてしまう性格だと、なかなかよい本を吸収することができないと思います。根気よく、じっくり読もうとするがんばり力がついてる子は、読むエネルギーを燃やすことができるのです。
そのがんばり力は、宿題をさっさとやってしまったり、よいこと・いけないことの行動力にもつながります。「当たり前の自分への厳しさ」のレベルを少しずつ上げていくのが、教育であり躾ではないでしょうか。

   温かさのなかで
 人にされてうれしかった行為は、心を潤します。何よりも大きく人を育てます。子どもたちは、どの子も自分をよく見てて欲しいと願っています。話を聞いて欲しいと願っています。受け止めてもらえた満足感が、やさしい行為を生み出します。
芦っ子たちが素直でいられるのは、家庭や地域で大切にされている証拠です。元気な声で挨拶するのが当たり前、困っている子に駆け寄るのが当たり前、使った物は元の場所に戻すのが当たり前、判断力・行動力が育ちます。

  環境のなかで
 学校文化とも言えるトイレのサンダル。きちんと揃っているのが当たり前のなかで生活できることはとても幸せなことです。チャイムが鳴ると走って教室に戻るのも当たり前です。きびきびした生活リズム、整然とした気持ちよさが身に付きます。

          お父さんも張り切って親子ドッジボールを楽しみました。

 県環境課で「光化学スモッグ状況調査」のため、アサガオを植えに来ていただきました。葉っぱの様子の変化で県内各地のデーターをまとめるそうです。
 3年生が育ててくれます。結果が楽しみです。

   学校公開への来校ありがとうございました

 6月9日(土)、学校公開には、保護者・地域の皆さん計39名(昨年度比+9)の方にご来校いただきました。今年は、午前中の授業公開の後、昼食に「すいとん」作りを入れたり、午後は親子球技大会を行ったり、充実した一日となりました。
 アンケートにご協力ありがとうございました。貴重なご意見の一部をお知らせします。  (回収率43%)                              
 
  @授業での児童の様子
     ア がんばっていた(86%)   イ ふつう(14%)   ウ もうすこしがんばってほしい(0%)
  Aすいとん作りの取り組み
     ア よかった(86%)    イ ふつう(14%)   ウ もう少し(0%)
  B親子ドッヂボールの取り組み
     ア よかった(86%)    イ ふつう(14%)   ウ もう少し(0%)
  Cご意見 
     ・授業も開放的に見られてよかったです。
     ・すいとんづくりはとてもよかったです。 おいしかったです。でも、高学年と一緒に親子クッキングにして、全校で食べた方が良かったと思います。
     ・今回の取り組みは、芦ヶ久保小学校ならではの取り組みであったと思うと同時に芦ヶ久保小学校のよさを実感し、よい思い出になったと思う。みんなで子どもたちを見守る姿勢は、統合後も続いてほしいと思います。
     ・親子ドッヂボールでは、教室では、見ることができない児童の一面が見られた。   全員で楽しめたことがよかった。

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