腰痛

 腰痛を訴えて来られる方は老若男女様々ですが、比率としては男性が多いようです。 急性期で自発痛(じっとしていても痛い)が出ている人より、
もう何年も患っていて「何とか治らないものか」という人が多く来られます。


 症状は朝起きた時に痛い、前かがみができない、立ち上がる時に痛い、車を運転したあと腰が伸びない、仕事や運動のあと痛くなる、などが主なところでしょうか。


 腰痛が治りづらいのは本当の原因を特定するのが難しい点にあります。
患者さん本人に伺っても「おしりの方が痛い」こともあれば、「今日は背中
の方が痛い」、「腰の真中へんが何となく」など色々なことを言われます。
また施術法も腰まわりの筋肉に焦点を当てたもの、骨盤の関節にアプローチするもの、背骨を調整するものと様々です。 しかし結局「大元の原因」
に対処しなければ良い結果は得られないでしょう。   
 よく言われる腰椎ヘルニアも椎間板が押し出されるのは結果であって、そうなる原因が必ずあるはずなのです。  ただ原因がひとつでなかったり複数箇所の連鎖から来ていたりと、現実には複雑な場合が多く効果的な施療は簡単ではありません。 すると患者さんは「この腰痛とは一生付き合っていかなければ‥」とか、「もう年だから治らない」というような後ろ向きな気持ちになってしまいます。


 確かに腰が痛いのはつらいものです。 しかしあきらめず根本的な改善を視野に入れた専門的なケアを受けることが大切です。 時間はかかるかもしれませんが少しづつ頭の中の、「腰痛が占める割合」が減ってゆくと思います。

■施術法

 どのような場合もまず身体全体のエネルギーバランスを調整します。
これを行わないと施療効果が十分にはたらきません。次に関節や筋肉の検査で身体の状態を把握しながら疾患の原因を探っていきます。 原因が特定できればその部分の筋肉・関節へアプローチしていきます。 痛い部分が原因とは限りません。 特に腰痛の場合、足の問題が大きく影響します。 調整する箇所として多い所は、足(足首より下の部分)、骨盤、後頭骨などです。




 脳こうそくで足に障害がある70代の男性を施療したことがあります。この方には骨盤の調整が非常に有効でした。 「動作がすごく楽になった」と喜ばれました。  もちろん足の麻痺そのものが治ったわけではありませんが、筋肉の収縮力や協調性が改善され、好結果をもたらしたケースだと思います。



 また、60代の女性は年に数回ひどい腰から背中の痛みに悩まされていました。 この方の場合患部の筋肉や関節に根本的な問題はなく、膝から下の部分の定期的な調整で痛みは良好な状態を保っています。


 腰痛に限らず痛みの原因は人によって様々です。 これを消去法でひとつずつ断ち切っていきます。 正しい対処ができていれば症状の改善という結果になって現れます。 患者さんとの二人三脚で進めていく作業になります。
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