秩父神社

 秩父神社

武蔵国の成立以前に拓けた〝知知夫の国〟その総鎮守である秩父神社は、二千年余りの歴史を誇る関東屈指の古社であり、秩父地方の総社として、今日でも多くの崇敬を集めています。

中世鎌倉時代には北辰(北極星)北斗(北斗七星)をまつる妙見信仰と習合し、秩父妙見宮とも呼ばれるようになりました。「秩父夜祭り」として知られる秩父神社の例祭は、この妙見祭の伝統を受け継ぐもので、国の重要無形民俗文化財に指定され、京都の祇園祭り・飛騨高山祭りと並んで日本三大曳山祭りの一つに数えられています。

また、大正十一年にご創建された秩父宮家とも縁が深く、平成九年に竣工した崇敬会館「平成殿」には、秩父宮家より下賜された調度品の数々が展示されているほか、境内には秩父宮両殿下お手植えによる銀杏が大きく育っています。

神社の社殿は、天正二十年(1592年)に徳川家康公が寄進されたもので、埼玉県の重要文化財に指定されています。全面に施された極彩色の彫刻群は、小規模ながら日光東照宮にも負けず劣らずの細工であり、中でも左甚五郎作と伝えられる「つなぎの龍」・「子宝・子育ての虎」の彫り物は有名で、参拝者を楽しませてくれます。

 

秩父神社
所在地 〒368-0041
埼玉県秩父市番場町1-3
開門時間 6:00~20:00
夏季5:00~20:00
神札授与所

8:30~17:00

TEL 0494-22-0262
FAX 0494-24-5596
ホームページ 秩父神社公式HP