平成17年10月に竹、篠、エゴの木で一面覆われていた遊歩道脇の棚田を1ヶ月間手を入れて32年ぶりに全容を現しました。この棚田は土地台帳制度実施の際に地目が田で記載されているため、作られた時代は明治以前のものと思われます。自然石で反りの入った積み方は日本の城の城壁を連想させます。今では自然石でコンクリートを使わずに空石積みする技術者もいなくなり、貴重なものとなりました。今後、この棚田は昔の遺産として多くの人に見て頂き、又、文化の継承として当地を所有する礒部家で保存、管理に努めてまいります。この地に来られた方は遊歩道を歩き自然と昔を同時に体感しながら一時を楽しんで下さい。