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<懐かしい味がある店>

     
”おなめ”とは 何もない貧しい時代に あたたかいご飯の上にのせておかずとしたもの。
いわゆる 伝統食。 秩父産の豆と麦を使い みその一歩手前っていう感じの 本当の手作りの味。

”大滝平(でぇら)” 山あいの村では 平らなところがほとんどないため 猫の額ほどの平らなところがあると
和田平 鶉平(うずら) とかいった 地名に”平”と地名がつく。 ちょっと訛って でぇらと言う。

さて 大滝平とは その平をイメージしたもので 中華まんをちょっと濃くした生地のような皮の中に
季節の野菜とか豚肉なんかを炒めたものを具として入れて 蒸したもの。
姉妹品として 三色平があり あずき しゃくし菜 おなめがある。 おすすめは あずき。 あずきといっても こしあんだ。

     
おなめ 300&500円                大滝平500円 三色平350円

   お店の場所は 国道140号線の脇で 山梨県境の近くの山の中。
大滝村の滝沢ダム建設現場が眼下に見下ろせる景色の良いところ。 
進さんは 電子部品の工場を経営していた元社長さん 敬子さんは 生活改善クラブのリーダーで
大滝の人らしく とても気さくで 温かい人柄。 ちょっとと思っても 長居をしちゃう。