Diary2009.10

back



10月31日(土)晴
遊休農地解消のために選んだ作物が ブルーベリー。 そっかー。 相談されたのだから ちゃんと対応をしなくては。 年齢的にも高いし 10人程度で共同管理だと言うし・・・。 厳しいかな・・・。 しかし前向きに考え 楽園に見に来るように誘った。 Bbの栽培には ”こころ” が必要であること 常に ”観察眼” が必要なことなど話をした。 意外にも 話を理解してくれた様子。 いけるかも。

10月30日(金)晴
昼間 職場の屋上から月を双眼鏡で見た。 確かに うさぎがいた。

10月29日(木)晴
今日は 目の前で天ぷらを揚げてもらい いろいろと積もる話をしながらの昼食。 とっても勉強になった。 まず 野菜の天ぷらは低温でじっくりと水分を抜きながら揚げるとサクッとあがること。 なるほど 本質を突いているなと思う。 椎茸もサクッと揚がった。 素人は 高温で揚げればいいと思っていた。 次に イラガがなぜそこに発生したのか 観察によりその原因を深く見極めること。 これによって 次の発生が未然に防ぐことができるばかりでなく 農薬の使用を抑えることができると。 なるほど。 確かに イラガの親も子供は可愛いので 元気に育ってほしい。 卵からふ化して 温度 餌などの生育環境がそろっていること 鳥などの天敵から身が守れることなどを考慮した上で卵を産み付けている。 そうすると イラガの生理生態も勉強しなくちゃだな。 こりゃ ただの百姓じゃ農業はやって行けそうもない。 勉強あるのみだ。

10月28日(水)晴
朝5時半。 車はライトをつけ走っていて まだ薄暗い。 そんな中 我が子は雨の中どう過ごしていたのだろうかと 楽園に。 まず外周の芝を踏みながら一周。 そして真ん中を通過して タンクへ。 初めて蛇口をひねってみる。 出た〜! やっと水が出るようになった と一人でにんまり。 どのくらい貯まったか FRPタンクをたたいてみたがよくわからない。 真上のふたを開けてのぞいてみると 約半分。 24hあれだけ降っていたのに。 なかなか貯まらないもの。 1,000リットルもあるんじゃ そんなものか。

10月27日(火)晴
昨日の天気から一転 空気は澄み渡り 太陽の光線がまぶしい。 職場の屋上からは 富士山の5合目くらいまでの冠雪がよく見え また さいたま新都心のビル群 大宮のソニックも光っていた。 この雨で 楽園に設置した雨水をためるタンクもいっぱいになっただろう。 明日の朝 時間があったら見てみよう。 /Bbを始めたいあるグループから 楽園を参考にしたいと 週末に見に行きたいと視察のお願いがあった。 快く返事をした。 しかし 心の持ちようによっては 仇となることもある。 参考になればいいが。

10月26日(月)雨
台風20号の余波で 大雨。 生憎 電車で出張。 雨が小降りになってほしいと 車窓から祈るように見ていた。 傘を差して歩くが ぬれないのは上半身だけ。 下半身 特に膝から下は びしょびしょ。

10月25日(日)雨曇
あるコンサートに行ってきた。 地方都市の市民会館。 参加者は老若男女とさまざま。 よかった。

10月24日(土)曇
貯水タンクの設置をしながら 楽園の拡大予定地の 刈り取っておいた雑草が枯れたので 火燃しをした。 いっぺんに火をつけると怖いので レーキでブロックを作り 少しずつ燃やしていく。 畑もきれいになったし 貯水タンクの設置も終わった。 今晩から雨が降るというので どれくらいたまるか楽しみ。 

10月23日(金)晴
楽園産さつまいもを使って 大学芋を作ってみた。 レシピを職場で聞いてきたので 本当にできるんだろうかと不安だったが作ってみた。 まずさつまいもを 輪切りにして それを4等分し 油で揚げた。 約5分くらいかな。 フライパンに酢を入れ 砂糖 醤油を少々。 そしてさつまいもを入れて 絡めていく。 酢のにおいがすごかったが だんだん蒸発していって 最後はどこかに行ってしまった。 完成! 早速試食してみると ん〜? うまい! なかなかいける。 次回は 忘れずにごまを準備しよう。

10月22日(木)晴
一人歩きをしていた! そもそも 寒さで枯死してしまういちじく。 その栽培方法を 何処もやっていない いちじくの特性を利用した方法に変えた。 名付けて「短幹埋没越冬V字栽培」。 2年間は 栽培する農家さんみんなで検討を加えながら 試行錯誤でやってきた。 この栽培方法は行ける!と思ったら なにか力が抜け 自分の中で その取り組みが終わってしまった。 3年目の今年 今日までどんな状況で育っているか たぶん大丈夫であろうと思いながら 確認する作業をしてこなかった。 しかし 今日時間ができたので見て回ったところ 個々の農家さんが 自分の考えを加えながら この栽培方法を自分のものにしようと 新たな技術を加えるなどして 取り組んでいた。 枯死してしまうという当時の危機的な状況を思い出しながら 一人歩きを始めた「短幹埋没越冬V字栽培」 とっても熱いものがこみ上げてきた。

10月21日(水)晴
農家さんから新米30kgを買った。 ついでに 餅をついたのでと のしもち1枚も買わされてしまった。 これで締めて1万円。 かなり安いと思う。 仕事帰りに コイン精米所に寄って 400円で精米してきた。 精米した白米が上から落ちてくるところを見ていると ときたま黒いものが混じっている。 よく見ると何かの種のようだ。 たぶんヒエかな。 普通の消費者だったら文句を言うところだが わかっていれば文句も言えない。

10月20日(火)晴
子供手当 高速無料化・・・無駄遣いをなくして財源とする・・・。 そんな訳ねーよとみんな思っていたに違いない。 いろんな控除の廃止 国債の発行 やっぱりな。 そんな気がしていた。 いいことばかりじゃない。 子供がいれば収入は増えるだろうが いなければ増税だ。 

10月19日(月)晴
結局 ピートモスは送料を含めて1,650円となった。 しかし安いのがあるものだ。 手間暇かければ 見つかる。 それを惜しむのであれば 高いものを買うしかない。 / 勉強が進まない。 読み込む時間もない。 

10月18日(日)晴
安〜いピートモスのサンプルをもって 注文があったBb農家さんに それを見てもらった。 細かいようだけど 量が入れられるからいいんじゃない! みんな同様の返事。 明日注文しよう。 / いちご農家の研修会の講師を依頼に行ってきた。 快く引き受けていただいた。 お互いの気持ちが通じ合っていればこそだと 感謝。 / この冬の剪定方法について 弟子の一人と検討会。 その後久しぶりのランチ。 ガストだけど・・・。 メインディッシュ ライス サラダ スープ コーヒー デザート これだけついて880円 本当に?と思わせる安さ。 なんだかんだといっても 安い方がいい。 

10月17日()曇。
第1楽園 2005年 第2楽園 2007年 そして第3楽園を2010年に作るため その準備を始めた。 第3楽園はすべてラビットアイ台に接ぎ木したハイブッシュ 60本にする。 現在はラビットアイ主体であるが 早い時期のものがほしいとの要望があり 隣接した農地を提供していただいたので 試験の意味もあり 開園することになった。 現在はリンゴは植えられているが この冬に抜根し 土づくりを行う予定。 今日は 草ボーボーだったものを先々週草刈りをし 乾燥したので火燃しを行った。 / ピートモスの試供品が届いた。 なんでも1袋 1,500円を割り込むみたい。 やすいものは品質が悪いと言うが 重粘土壌であるため量を入れたいので やすいものに越したことはない。 質より量だ!

10月16日(金)晴
人間の行動を見ていると なぜ?と思えることをしている人がいる。 複数の人から見ると ちょっとおかしなことをやる。 でも その本人からしてみれば 普通。 我が職場にも 複数の目から見て 普通でない人がいる。 長電話の内容を上司が聞いていた。 その上司が私に そのことについて相談をしてきた。 普通じゃないよね。 ん。 なんとかならないものかね。 なんない。 / クレーマー的おばちゃんがやってきた。 ちょっとだけ回線のつながり具合が悪そうで ぐだぐだと自分の意見だけを 気が済むまで話していた。 対応していた同僚も 早く帰ってくれないかなーという顔をしていたので 助け船を出してやった。 もうそろそろ出かける時間です と。

10月15日(木)晴
農業に新規参入するための実地研修を受けている人のところへ行ってきた。 約30aの畑を研修の農地として使っているが 各作物当たりの栽培面積が小さい。 家庭菜園の延長のようだ。 農家は野菜を作って それを売って生計を立てている。 それなりの面積を作らないと 売り上げも上がらない。 しかし 研修生はちょこちょこと作っているだけ。 度胸がないのか 経営感覚がないのか。 このままでは 本職になれない。

10月14日(水)曇雨
樹高3mのBbがズラーッと並んでいる。 収穫は脚立を立ててやっているとかで 苦労はないとのこと。 ホントかよ〜と話を聞きながら・・・。 あんなに伸びるんだー 初めて見た。 樹齢7年で 鉢栽培。 好きに伸びろと 全く樹に任せっきりの状態。 いいものを見せて頂いた。 今後の参考にしよう。

10月13日(火)晴
日中は 汗ばむほどの陽気になった。 ほとんどの田んぼは稲刈りが済み 株だけが残っている。 

10月12日(月)晴
きょうは 落花生の収穫だ。 サラサラの土に作ると 株をどっこいしょと引き抜けば その株に落花生がくっついてくるが 楽園は粘土で固く締まっているため 株を引っ張ると株と落花生を繋いでいる果梗がプチプチと切れて土に残ってしまう。 そのため 一部に力がかからないように ゆっくりと引っこ抜いた。 たわわに実った落花生がお目見え。 茹でて味見。 乾燥していないので 市販のものとは違うが美味い。

10月11日(日)晴
さつまいもを掘った。 クイックスート 紅小町 紅乙女。 掘るのが遅く みんな超肥満。 その後珈琲タイム。 いつもの珈琲が手に入らないため 代用品でがまん。 やっぱり楽園は いつもの珈琲がいい!! / 病院へお見舞いに行ってきた。 突然の脳梗塞。 手足がしびれ 自分のバイクで病院へ。 CTをとったら何でもなかったという。 そのまま家に帰ってきて その晩に もっと強いしびれが来て 救急車で病院へ。 即入院で これで3日目で 点滴をされっぱなしのようだ。 右手がほとんど動かず 右足はまだ多少動くみたい。 もうちょっと医者が用心をしていたらと思う。

10月10日(土)晴
来年のための 誘引を行った。 真ん中が空くように 360度枝を配置する。 ある意味 空間を有効活用する樹形だ。 手間暇かかるが すごく楽しい作業。 CDを聞きながらやっていたが いつの間にか音楽が終わっているのに気づかないほど。 200本を優に超える本数を これからやっていく。 想いが樹形に現れる。

10月9日(金)晴
陸の孤島で飲み会。 車で行かないわけがない。 そうしないと帰れなくなってしまう。 案の定 飲め飲めコール。 ここは心を強くして 断り続ける。 反省会という名の飲み会でした。

10月8日(木)雨曇
台風もあっという間に通り過ぎていった。 被害もなくホッ。 / Bbに対する想いを随所にちりばめ 2時間Bbの栽培について話をした。 地域内にある遊休農地解消と仲間による共同管理で農産物を栽培・販売していきたいとの話の中から Bbの栽培をやろうと決まったらしい。 デモブルにはなってほしくないとの想いはわかってもらった。 共同管理で何処までできるか 今後を見守っていきたい。

10月7日(水)雨
朝が早くまだ暗いが 台風による強風から楽園を守るため 1時間ほど被害回避の作業をした。 Bbそのものに対する被害は 雨による湿害だと思う。 特に楽園では 粘土質で水はけが悪い。 根域だけの土壌改良の弱みだ。

10月6日(火)雨
午後から休みをもらって トラクターを見て回った。 トラクターでトレーラーを牽引。 ボディは深い緑 ホイールは 明るい黄色。 お洒落だ! トラクターは一番小さいサイズの可愛いやつをねらっている。 もちろんただでもらいたい。

10月5日(月)曇雨
ある都市部の農家さんの決算書を見せていただく機会があった。  決算書は全部で3部。 農業生産 販売 不動産の3部。 農業生産部門のもうけはほとんどない。 販売部門はちょびちょび。 不動産部門は 年間所得のほとんどをカバーしている状態。 開発で農地が宅地に変わり 土地の賃貸 倉庫などになり そこで収入が発生している。 安定した収入があるおかげで 農業生産にゆとりがあり ぎすぎすした感じがない。 不動産から発生する収入に比べ 農業から生まれる収入は微々たるもの。  やりがいを感じるか ゆとりで楽しむか それぞれ。

10月4日(日)曇
恵みの雨で ねぎがやっと発芽してきた。 これ以上の雨はもういい。 天気予報を見ると また1週間雨模様。 台風がこなければいいが・・・。

10月3日(土)雨曇
ブルーベリー協会主催のシンポジウムに参加してきた。 100人程度の参加者だと思うが 全国から農家が集まってきていた。 今回も参加してよかったと思う。 必ず最低1つや2つとっても参考になることがある。 今回は @主軸枝が古くなると導管がやせ細り 養分の流れが悪くなることから 樹性が落ち実の肥大も悪くなること。 5年程度で根本付近からの切り返しを行い 新しいシュートを出す。 A適熟の基準が曖昧で判断がまちまち。 棚持ちがいい 軟化しやすいなど品種特性に合わせた詰み取り時期の判断をするということ。 B品種選定の判断は その地域ごとに試験的な栽培を通じて 適正を見極めること。 CHBのシェードによる日射・高温対策・・・来年度チャレンジしてみたい。

10月2日(金)雨
我が仕事の師と仰ぐ 我が部の部長から電話をいただいた。 大臣賞をとった地域へのお祝いのメッセージをいただいた。 ちょっとしたことだが 忙しい中でのことなので心遣いがすごくうれしい。 / またピザタルトと栗パイをいただいた。 手間暇かけて作っていただいたのに なにもお返しができない。 期待は全くできないが 出世払いとしておこう。 感謝の気持ちは いつも溢れんばかり 胸に抱いている。

10月1日(木)曇
農業大学校に行ってきた。 1年課程と2年課程があるが 休憩中の1年課程にちょこっと潜入。 入った瞬間 ?っと ちょっと違和感を感じた。 まもなく 年齢が高いことがわかった。 たぶん 平均45歳くらいいっているかな。 卒業と同時に 夢と希望を抱いて 農業を始めるのであろう。 毎日 畑で汗を流す。 そんな生活が夢である。