Diary2004.6

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6月30日()晴れ.
ラズベリーとブラックベリーの新梢管理。 良く伸びるものだ。 収穫中から もう来年の管理が始まっている。 汗をだらだら流し 蚊に刺されたところを掻きながら せっせとトレリスに枝を止めていく。 その後 日帰り温泉に行って ブラックベリーの収穫が始まったことにたいして ビールで乾杯。
6月29日(火)曇り.
数年ぶりに 飲み過ぎた。 空きっ腹に 冷酒からいきなり始まった。 生憎 目の前に頭の上がらない人が座り 間髪おかずに 注いでくる。
6月28日(月)曇り
5年ぶりに警察へ行った。 あまり行きたくはなかったが 運転免許の更新に行ってきた。 視力と写真を撮って 安全講習が5分くらいだったか。 これで5年後まで お世話になりたくはない。
6月27日(日)石川県 曇り
土の色が赤い粘土。 排水不良の畑に 暗渠やバークマルチによって それを克服している。 およそこの柳田村では ブルーベリー栽培の適地とは 間違っても言えない。 水田転作から20年を経過した今でも 試行錯誤により 栽培を続けている。 その陰にはリーダーがいて 慕う仲間がいた。 プロジェクトXに出てもおかしくない そのものである。 産地が形成されることは 自らが動き働く直向きなリーダーの出現なくしては 語れない。 維持も発展も同じ。 今回 ブルーベリーの産地づくりをしている農家 役場の人たちと参加したが 歩む方向が確認できたことは大きい。 決して道のりは楽ではないが 地域の要となる決意を参加者全員が持ったに違いない。
6月26日(土)石川県 曇り
ブルーベリーのシンポジウムが柳田村で開催されるので参加。 能登半島唯一の海なし自治体。 車に乗ること7時間。 ちょっと早めに着く見込みがついたので 能登半島の先端に近い輪島へ。 写真などで有名になった千枚田を見た。 狭い田が訛ったとも。 正確には1004枚で 13戸の農家によって守られている。 ネコの額ほどの小さな田が段々になっていて 気が遠くなるように風景。 海と山との境を無理やりに 糧を得ようとして作り上げた苦労の様子がわかる。 この伝統を守ることで 必死で生き抜いてきた先人の努力が忍ばれる。 / 米余りの時代が到来し 水田への米の作付けをやめ それ以外の作物の作付を推進した転作奨励。 野菜より奨励金が多く出る果樹。 そこでブルーベリーを 左右に山が迫るV字の地形。 日もろくに当たらない水田に作付け。 20年も前の出来事。 気象や土壌条件を考えると 今ではとてもできることではない。 勧める方もいい加減だが 騙された方もいい加減。 苦労の連続であったようだ。
6月25日()曇り。<385>
ようやく梅雨の中休みが終わりそうだ。 喜んでいるわけではない。 本来あるべきものはあるべきと思っているだけ。 / 14人14色。 同じ苗を植え付けたのに 畑や管理の相違によって これほどまでに違うものができてしまうとは。 何にでも言えることで 気持ちが入っていないと 思ったようにはいかない。 毎日毎日 足を運んで 優しい気持ちで声を掛け 手入れをしてやらないと 心は伝わらない。 愛しい君を思いつつ 足を運ぶ。
6月24日(木)晴れ
この夏に花をと 花咲かじいさんをやった畑を見ると なんといっぱい草が出てしまっていた。 除草剤もまいておいたのに。 それもそのはず 10年ほど草ボーボーで 種が相当落ちているはずだから。 草丈の高いところを 無理やりロータリーを掛けて 畑らしくしたところ。 想像はしていたが 一雨降って気温が上がり 発芽の条件が揃ってしまった。 数回は 除草をしなくてはならなくなりそう。 きれいに使うのは大変だ。
6月23日(水)晴れ
2時間ほどあるメーカーの技術者と話をした。 心がときめくような 楽しい時間だった。 その道一筋に生きようとする気持ちが 伝わってくる。 獣による農作物の被害対策。 現在のところ どの技術や方法も足踏み状態で 抜きん出た対策はない。 ちょっとした発想の転換なのだが とっても面白いものを 作ろうとしている。 問題点はあると思うが 学習能力を逆手にとった面白い試み。 夜中だろうが 休日だろうが 協力は惜しまず注ぎたい。
6月22日(火)晴れ
台風による被害もほとんど無く 良かった良かった。 このところの暑さのせいか 予報によると最高気温が36℃になるとのことだったが それほど感じなかった。 でも じりじりと照りつける太陽に 腕がまた赤くなった。 /高校時代の先輩も含めて 同じ方向を向いて仕事をしている人たちと飲んだ。 高校時代の話で盛り上がり 何とも楽しいひとときであった。 / 時の積み重ね 得たものは 常に楽しく。 
6月21日(月)風雨強 台風6号
午後から 風雨共に強くなってきた。 総雨量はたいしたことないと思う。 しかし 風がくせ者。 茎の弱いものや背が高い農作物が 風でもまれた可能性がある。 しかも 明日の気温が 36℃になると予報が出ている。 2次被害として 病気が発生しなければよいが。 / 気持ちの中に 心苦しさがいっぱい。 知らないものをいかにも知っているように振る舞う姿。 自分を見下ろしてみると 売れない千両役者のようだったろう。 でも それも仕事のうちと思うが やっぱり心苦しい。
6月20日()晴れ。
北斗七星が頭上にはっきりと見える 満天の星空。 蒸し暑いわりに モヤがかかってなく 標高が高いために 周りの山々が低くなり 視界が広い。 車を置いて 歩いて15分くらいのところにホタルを見に行ってきた。 看板には 源氏ホタルの里の文字が読めた。 かなりの数のホタルが 飛び交っている。 時折 目の前を 光りが通過していく。 草むらの中で光もの 木々の間を まるで彗星のように飛び回るもの。 これだけの幻想的な世界を作り出すのは 地道な努力をしている 陰の人の存在が気になる。 「花見るときはただの人」 昔 知人が好きだった言葉を思い出した。  とってもきれいだった。 ありがとう。
6月19日(土)晴れ
日射しが強い。 ちょっと動くだけで汗ばむ。 日陰に入ると まだ夏前なのでさすがに涼しい。 短パンで ラズベリーの手入れ。 蚊にあちこち刺され どこがかゆいのかわからない。 ちくしょう〜! / あちこち穴が空いてきたり 劣化して破れてきたので 数年来懸案だった網戸の張り替えを 重い腰を上げて 3枚張り替えた。 さすがに15年も経つと 傷んでくる。 おかげで 親指の皮が剥けて痛い。 / 獣(けもの) 毛物(毛が生えている動物) ん〜 やられた!
6月18日(金)晴れ
まだ 田植えをしていた。 乗用型の6条植え。 その横で 幼稚園児がパンツ姿で 田植えをしている。 水面を見ると おたまじゃくしがちょろちょろと泳いでいる。 その付近に 粒状の除草剤らしき白く溶けかかったポツポツ模様が。 カエルになれるか心配。 がんばれ おたま。 / しばらく休んでいた テレメを再開。 今栗の花が満開だ。 真っ暗でも あの独特な臭いでわかる。 こんなにあったのかと 改めて驚かされた。
6月17日(木)晴れ
梅雨の中休みが長く 晴れて日射しが強いため 普段の年より日焼けが早い。 紫外線は 夏の頃より強いという。 まさか日焼け止めを塗るわけにもいかず 外に出ることを控えるわけにもいかない。 / 最近の中学生は 人なつこいのか さばけているかわからないが とにかくにぎやかだ。 大勢の中学生と共に コスモスの種まきをした。 真面目な子は目立たず ちょっと悪っぽい方が目立つ。 しかも リーダー格は女の子。 おじさんばかり相手をしていると 中坊はなかなか可愛い。
6月16日(水)晴れ
ただ何となく 目が覚めるままに起き 外に出る。 5時ちょっと前には陽が当たってくる。 ちょっと前までは こんなに早くから太陽が昇ってくるとは想像もしていなかった。 取り立ててすることもなく あっちこっちの草をつまんでみたり 花に水をやり 熟れたブルーベリーをいく粒か口の中で溶かすように味わった。
6月15日()晴れ。
朝一番で 対策会議。 ぶどうの実にタネが入らず みんな落ちてしまう。 開花時期の低温の影響らしいが こんなところにも異常気象が絡んでいるようだ。
6月14日(月)晴れ
ケーキ屋さんと一緒に ラズベリーをいっぱい摘んだ。 以前からの約束で ケーキ屋さんとラズベリー栽培農家の橋渡しをした。 どんぶり一杯くらい摘んだだろうか。 ラズベリーの欠点として 果実が柔らかいために日持ちがしない 果実の割には種が大きい 時期的に灰色かびが発生しやすい・・・。 車中 ラズベリーの活用方法について話し合った。 加工適正はいいようで シャーベットやジャムには最適だとか。 しかし 年輩者には 独特な香味が合わないようで ラズベリーを使ったケーキ類は 若い女性に人気で 購入割合のほとんどを占めるそうだ。
6月13日()晴れ
集落の人たちと ちょっと楽しい一日を過ごした。 34戸の集落。 ほとんどの人と顔見知りだ。 バケツとヒシャクをもって 土手が崩れないように 芝の種まき。 しばしクリムソンクローバーとアンジェリアの花がきれいだったことなど 景観形成作物の話で盛り上がる。 全員が集落センターに集合し その席上で 大きな構想の実現へ向けて 協力をお願いする。 / いいかも。 ラズベリーの色素が溶け出し 寒天が赤く染まっている。 控えめな甘さの中に ラズベリーの酸味と香味が 口の中に強烈に広がる。 
6月12日()曇り☆
ブルーベリーとラズベリーを直売所で販売するため ちょっとお手伝。 パックに詰めて籠に入れていざ直売所へ。 値札を付けていると おばちゃま方が寄ってきて 人だかりが。 農産物を運び込んでくる農家の人たちをめざとく見つけ 少しでも新鮮で良いものをと みんな寄ってくる。 さっき摘み取ってきたばかりで 今日から販売するんですよと 説明すると あちこちから手が出て パックを奪い取るように持っていった。 恐るべしおばちゃんパワー! / 友人が車の鍵を車内に入れっぱなしでロックしてしまった。 ディーラーに電話して来てもらって 専用エアジャッキのような専用の道具で あっけなく開けてしまった。 出張料金込みで5,250円也!
6月11日(金)雨
開店してまもない インドカレー屋さん。 行列のできる店という広告が1週間ほど前に入った。 仕事仲間5人で 会議の掛け持ちの移動途中で行ってみた。 新しい店に誰でも興味を持つようで 意見が一致。 広すぎる店内 ちょっといっちゃってる店員さんや インド人と思われる店員さん オウム真理教の信徒風の店員さん等々 手軽にインド風にしたようで ぼろ布?がいっぱい飾ってある。 肝心のカレーは可もなく不可もなくといった感じ。 でも ナンは大きくて美味い。 ランチの800円ものは ナンおかわり自由だったので 2枚をやっと。 みんなでワイワイやる店かな。
6月10日(木)曇り
中学校からの講演依頼で 環境と野生動物と題して話をしてきた。 生徒数が多いため体育館で話をしたが 広すぎるため何となく親近感がない。 しかし 話が動物ネタであるため 食い付き良く 真剣に聞いてくれた。 近所で 野生動物を見かけたことがあるか聞いたところ さるが30% いのししが90% しかが90% ハクビシンが50%くらいいた。 これは 昨年度ほぼ同じくらいだ。 人間の生活圏に確実に野生動物が現れている証拠だ。 最後に ハクビシンの行動調査をやってみたい人を聞いたところ 15人くらい手が上がった。 
6月9日(水)曇り時々雨
ある生産組合の総会。 組合員数9人 そのうち出席者が5人。 来賓が3人 事務局1人。 生産者の平均年齢70歳ぐらい。 励ましの言葉もみつからない。 事業もほとんど無く 総会のための総会。 およそ20分程度で終わり 解散したあとが長かった。 1時間ほど雑談に花が咲き これからの活動計画が総会終了後に決まった。 
6月8日(火)曇り時々雨
お風呂に入りながら 本を読む。 疲れていると 1ページが読み終わらないうちに眠くなってくる。 きょうも ほとんど読めなかった。 肉体労働ではなく 精神戦。 最近そんな仕事が増えた。 仕掛けを作って 相手の出方を見ることが多く 年季の入ったお偉いさん方は 顔色を変えることなく じっと聞いているので 始末に悪い。 口に出して 批判なりの意見を言ってくれれば対処の仕方があるのだが。 世の中の仕組みが 見えない方が仕事はしやすい。
6月7日(月)曇り時々雨
70歳台 80歳台の農家のおじいさんたちが居並ぶ。 隠居している人たちではなく 立派な農業の担い手たち。 過疎の村では 極当然な姿。 いのししやさるなどの野生獣に 畑を荒らされると訴え続ける。 しかし すぐに問題が解決できるような名案はない。 畑を見ると 側面どころか 天井までもネットで覆っている。 草が伸び放題の畑は 獣害による意欲喪失で 何年も使われていない。 / ケーキ屋さんに ブルーベリーとラズベリーの売り込み。 イチゴショートに使ういちごが無くなってきたそうだ。 とりあえず 後日 生産現場を見に行くことになる。
6月6日()曇り雨。<梅雨入り>
ブルーベリーとラズベリーを 今年始めて味わった。 例年より4日程度収穫が早い。 ブルーベリーの甘みはいまいちだったが 旧知の仲間と出逢えたような感覚で味わった。 ラズベリーは 独特な味と香りが口に広がり 香味が後を引く。 日本人の口に合うだろうか。
6月5日(土)晴れ
朝5時ちょっと過ぎから日が当たってくる。 早朝から 庭の芝刈りや 草むしり。 普段できないことを 思う存分行った。 育てていた花の苗を ゴミ置き場周辺に植え 勝手に花いっぱい運動。 その後 トラップをつくり 日本酒で虫の入り具合を見た。 数匹は入ったが 想像以下。 やっぱりワインがいいのか。
6月4日(金)晴れ
朝から鈍痛。 暑さのせいか 何なのだろうか。 しなければいけないことがいっぱいありすぎて 何から手を付けていいやら。 そんなことを考え 結局何も始まらない。 まずは 寝てから考えよう。
6月3日(木)晴れ
炎天でもないけど 日射しが強いなかで 一日中外にいたため あつけに当たったのだろうか 頭が痛い。 広い畑に花をまき もっと広い畑に ロータリーを掛けた。 マイコン制御だらけのトラクターに最初はとまどったが 慣れてくれば快適装備。 しかし 壊れたら田舎の農機具屋さんでは 修理ができないだろうな。 
6月2日()晴れ。
4月の日曜日に出勤した代休をもらった。 普段の仕事以上に 肉体労働をした。 首や腕は真っ赤に焼け 疲れたせいか あくびが止まらず 眠い。 まずは 開花直後に霜で全滅したラズベリーの 結果枝を剪定。 棘があるため手こずったが 来年の結果枝を残しきれいさっぱり。 その後 花壇となる場所を開墾し 苗を植え 種を蒔いた。 / ひどい事件が起こったものだ。 小学生が殺人。 原因はチャット。 ん〜 IT教育の始めての曲がり角か。
6月1日(火)雨曇り
雨が降ったお陰で 外仕事は遅れたが 事務仕事が一気に進んだ。 普段外に出る機会が多いために 椅子に座っての仕事が億劫になる。 パソコンに向かい 気合いを入れないと 何となく時間が流れてしまう。 あとでいいことは後回しになり 自然にたまってくる。