Diary2003.4

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4月30日(水)曇り時々雨
夢のある話・・・。 いろんな人から いろんな話を聞くが 回りくどい話ばかりで うやむやで終わってしまう・・・。 10a当たり200万円の話をしたら そんな夢のような話があるんかいと 疑いの目で見ながらも まんざらでもなさそうだった。 創設後25年の間 新規参入者はゼロで 会員が年をとるばかり。 ある組合の 総会後の懇親の席上で とにかくやる気を出してもらおうと ちょっとオーバーな話をした。 いままでいろんなものを導入したが どれ一つとして残っていない。 そんなことの繰り返しのためか ちょっとやそっとじゃ だまされないぞとの 気持ちが伝わってくる。 まー気長にやろう。

4月29日()晴れ。 <303>
大きな桜の木の下で 新たな看板を掘り始めた。 風が吹くたびに花の残りかすが落ち 背中に降り積もるほどだった。 陣取ったところは ぽっかりと青空が見えるところで 日射しが暑かった。 Blueberry Raspberry Blackberry の各園の案内板を 文字や配置のデザインを統一し 雰囲気作りに役立てたいと思っている。 色はグリーンを基調にベージュと組み合わせて ペンキで色づけをする予定だ。 あと1か月余り ワクワクするのは自分だけか。

4月28日(月)晴れ.
携帯電話のメーカーを変えた。 8年間つきあったが 仕事が変わり 山間地域に行く機会が多くなり 圏外が多いので 思い切って変えた。 新しい番号は 080から始まる。 / あの喧騒が嘘のように静かだ。 市長&市議選が終わった。 テレビでは 9月ごろ衆議院が解散するかもといった見解を ある議員がしていた。 来年は参議院選とか。 政治が一般庶民を巻き込むのは 市町村レベルまで。 とは言っても 交際範囲の中で立候補している人を当選させるための 運動にしか過ぎない。 選挙運動が終われば またただの一般庶民に戻る。 政治を監視する人がいなければ なんのための政治なのかを見いだすことは出来ない。

4月27日()晴れ..
賑やかだった 選挙もようやく終わった。 住む世界が違い すべてが他人事のように感じるのは 政治不信のせいではなく 誰かが何とかするだろうという 無責任な世相を反映しているのだろうと 自分の置かれている立場と行動を見て思う。 / 看板の裏面に のみを使って刻印をした。 曇りがちだった天気も 昼になると日射しで 暑いくらいになった。 大きな駐車場の隅に陣取り ゴザを敷いて 板と共にどかんと座り込んだ。 のみを垂直に立て 年輪に合わせて強弱をつけ叩く。 「2003・6・15」と刻んだ。

4月26日(土)曇り
冬以来の 肉体労働。 いっぱいあった大きな石を片づけるため 庭づくりを手伝った。 ほんの2時間程度だが さすがに石は重いため 汗びっしょり。 汗を拭きながら遠くからで石垣のできばえ見て ん〜 なかなかいい。 オープンまで あと1か月。 整備が終わるまで もう1日かかりそう。 > 竹の子がいっぱい生えてきたので 竹の子ご飯を食べにこいと誘われ 甘えてのこのこと行って来た。 玄関の脇に 2つのロウソクの炎。 1つは細かいガラスを貼り付けた器状の中に もう1つは竹筒をくり抜いたなかに 小さく揺れている炎があった。 客人を迎える 心のこもった演出に 感激。

4月25日(金)曇りのち雨.
毎日 少しずつ 眼に力を入れて読んでいた本が読み終わった。 トイレの中 お風呂の中 寝る前の布団の中 ちょっとずつ 少しずつ・・・。 また 明日から新しい本を読み始める。 今度の本はどれがいいか。 まだまだ 読み切れないほどの本が いっぱいある。

4月24日(木)曇り
野生のサルを見たことある人 およそ9割。 イノシシは 約8割。 シカは 約1割。 どこで見たかと聞いてみると 近所の畑とか 庭先がほとんど。 総合学習の時間に講演を依頼され 中山間地域の中学2年生全員を対象に 自然環境について 正味90分間話をした。 自然環境が変化するなかで 野生の動物と人間の活動域が重なりつつあり 農作物が餌となり 被害として顕在化していることなど いままでの経験を元に ビデオやパソコンを使用して説明した。 生徒の目はプロジェクターの画面に釘付けになり 広い体育館にどよめき笑い声などが響き渡り 久しぶりに生徒みんなの目が輝いたと 先生方が喜んでいた。

4月23日(水)曇り.
上司が暇そうにしていたので これからやろうと思っていることを話してみた。 基本的には大筋GOサイン。 ただ 組織的に動くようにと 痛いところをつかれた。 確かにそうだと思うが 誰のための組織かを考えると納得行かない。 管理職的に考えると 組織は大事だと思う。 手と手をつないでなんて めんどくさい。 あと10年経てば 守りに入らざるを得ないことを考えると 攻めるのは今しかない。

4月22日(火)晴れ.
絵になる街 という看板があった。 ちょっと車を止めて あずまやに入ってみると 視界が一気に広がり 細長い町並みが遙か花遠くまで見渡せる。 山は新たな芽吹きを迎え 風があるせいか空気は澄みわたり 見たものしか味わえない感動が広がった。 春という季節にしか この風景は生きない。 この感動を独り占めにするのはもったいない。 誰かに伝えたい そう 素直に思った。 > 止まらない時間が 嵐のように過ぎ去る。 山逢いの集落では 年を重ねた人たちが さまざまな伝統や風習 技術 味を 時空を越えて伝承している。 お昼にその味を味わった。 山盛りになった 黒ずんだうどんの山を見て 懐かしい昔を見る思いがした。

4月21日(月)晴れ.
自分のパソコンに いままでの4年間に蓄えた写真は 13,333枚。 ある中学校の総合学習で環境について勉強することになり その講師としてお招きを受けた。 その写真を使って資料を作るため パソコンを職場に持っていったが 持ち帰ってくるのを忘れてしまった。 きょう22日にさかのぼって書いている。 2時間の持ち時間を楽しいものにするため 頭を絞ったが なかなか難しい。 気持ちが乗ってこないので あすに期待する。

4月20日()曇りベースで時々雨。
山々が モコモコといった感じ。 数日間の気温が高く推移したことから 木々が一気に萌えだした。 まだ 生まれたての薄黄緑色をしている。 > 思わず 自分の顔がほころぶのがわかった。 統一選の告示日であるため 選挙カーがわめき声?を上げながら走り回っている。 その声を聞きながら 松煙を柿渋に混ぜ合わせ 浮き文字のところだけ ていねいに塗っていた。 その時 電話が鳴った。 期待はしていたが・・・。 満足度1000%。 

4月19日()曇り。
桜の花びらが 風が吹くたびに 舞い落ちてくるその下に イスを持ち込み 4時間ほど過ごした。 彫った看板に 柿を腐らせて絞った”柿渋”を塗り 乾くまで 全国各地の温泉を紹介した本を読んだ。 柿渋を3回塗った。 観光客が通り過ぎるたびに なんか臭くない? と会話をしながら通り過ぎる。 この柿渋は 発酵するため 相当に臭い。 この臭いが 手や洋服 車の中まで染みついてしまった。 

4月18日(金)晴れ..
真っ直ぐな道は 進むべき道。 油を売る営業マンの血が騒いだ。 土地改良が終わったばかりの集落。 真っ新な土地で何を作ろうか。 0からのスタートにふさわしく ブルーベリーの植え付け講習を行った。 20haがひとかたまりになった耕地に1haのブルーベリー。 集落のみんなが力を合わせて 将来像を話し合い 観光農園でと結論を出した。 農道の脇には 花木を植えて集落のイメージを作りをしてと・・・。 いままで日陰の存在だった地域が活気に満ちた姿を現し始めた。 油売りの営業マンとしての最大の喜び。 

4月17日(木)晴れ
7年ぶりに 田んぼの中を歩いた。 出穂を間近に控えた 麦たちが青々している。 地面をよく観察するっと 大豆やそばが発芽している。 おそらく転作作物として いろんなものを作ってきたのだろう。 農家の苦労が忍ばれる。

4月16日(水)晴れ.
この文明社会に すっかり取り残されたと思われる集落があった。 小学校は閉鎖され 畑はイノシシに荒らされるために放棄。 戸数は10年前に80戸が 今はわずか20戸。 閑散とする集落には お年寄りがひなたぼっこ。 家の前に車が入らず 最も近いスーパーまで車で山道を30分。 おそらく平均年齢は70〜80歳くらいではないかと思う。 自治体としても 振興策は尽きて あきらめているのか。 何とかしてあげたいが 時代の流れには逆らえそうもない。 このままでは この集落は消えていく。

4月15日(火)雨.
日々 積み重ね。 ある人から 同じ本を買ってしまったと その片方の本をいただいた。 農業を通じたエッセイと 農作物のイラスト。 作業中に感じた疑問や 生活面からの率直な意見などが書かれている。 昔から 本を読めと言われつづけ 素直に読んだ人は 常に新しい知識と 前方向を見渡す眼目を備えているに違いない。 すでに 50冊程度 もらったり借りたりして読んだ。 いまさらと思うが 本は面白い。 文字の積み重ねは 偉大だ。

4月14日()曇り雨。 <300> Congratulation!
日射しはなく 風があり 桜の花びらが舞い散るなかで ちょっと寂しい昼食。 でも 心は温かい。 月曜日だというのに 花見客で人がいっぱい。 平均年齢は高めだが パワー全開でみんな元気だ。 > 4.4の数字が持つ重み。 土壌なら強酸性。 5段階通信簿なら結構頭がいい。 並々ならぬ決意で臨んできた結果の数字。 このまま行こう ずっと ずっと・・・。

4月13日()晴れ。
芝桜のおかげで 街の中はどこへ行っても大渋滞。 国道のみならず裏道も 一日中動かない。 市が計画して作った公園だが ヒットしたのはいいが これほどまでに 混まなくてもいいようなもの。 > 楽しいひとときだった。 花の写真を撮りに行ったら お宮参りのお祝い席に同席してしまい すっかりご馳走になってしまった。 すごく楽しい家族で ますますはまり込んでしまいそう。

4月12日()曇り雨。
昨夜飲んで置いてきた車を 電車に乗って取りに行ってきた。 窓から桜が溢れんばかりに咲いている桜が目に飛び込んできた。 まさしく桜のトンネルに圧倒された。 > 溢れんばかりに湧き出ている 信玄公開発の湯。 地理的に繁盛しそうもない温泉旅館に 日帰りで行って来た。 何と行っても売りはお風呂。 大浴場2つに 混浴露天風呂。 1人1,500円は高いが あちこちに 何気なく生け花があり おもてなしの心遣いが見える。 こんな旅館が生き残って欲しい。 > ふかわりょうが郷土料理店に入ってきた。 劇団員なのだろうか若者数人と一緒だった。 オーラは感じず 大成しない? 

4月11日(金)晴れ
ぼろぞうきんのように使ってください。 ある任意団体の総会であいさつを求められたので このように 自分の置かれている立場と決意を語った。 懇親会の席で 前向きに捉えてくれた人が多数を占めたが そこまで言うことはないと言う人がちらほらと・・・。 > 今日2回目の宴席は 歓送迎会。 気の合う人と静かに会話。 満開の桜と 川面が見える部屋。 女将の笑顔と 野に咲く可憐な花々。 もてなしの心が漂う。 

4月10日(木)晴れ
まさしく百花繚乱。 市街地からちょっとだけ川に沿って谷間の集落にはいると もも さくら もくれん こぶし れんぎょう ・・・ ピンクや黄色の花が見事に咲き乱れ のどかな山村の風景が 日の光に照らされ浮き上がっている。 まさに 楽園といった感じがする。 厳しい冬があるからこそ 暖かい春が来るのだろう。

4月9日(水)晴れ
夢を語り合える 農家がまた増えた。 広大な起伏のある山を公園化して イチゴ ブルーベリー ホタル オオムラサキチョウ そして 咲き誇る花たちが迎えてくれる 3haにもおよぶ癒しの空間。 すでに 計画は実行されつつある。

4月8日(火)晴れ春雷..
まだまだ 本格的な仕事に入っていない。 きょうも3人から引継を受けた。 数々の苦労話と共に 人を動かす難しさや エピソードなどを聞いた。 我が使命と捉えている現職種は 人をいかに動かすかがいのち。 壁が高いほど 楽しいもので ハクビシンだってあれだけのジャンプをするのだから 熱意で飛んでみせる!

4月7日(月)晴れ.
遊びすぎたのか 気怠い朝を迎え 起きるのが辛かった。 > 久しぶりに飼育ハクビシンに餌を与えた。 皮下脂肪もやや減ったのか 少しスリムになったみたい。 もう暖かくなり 春をからだで感じとっているのだろうか。

4月6日()晴れ。
重厚な一日。 桜が咲き誇る小高い山。 酔っぱらいを介抱する人 肉を焼く人 愛嬌のある犬とともに散歩する人。 いろんなひとが桜の下に集まっていた。 > 美味しい珈琲とサンド。 アボガドの味が微妙にいい。 またいつか味わいたい味。 > テレビを見ていたら 普通のおっさんがすごい。 年中夢求! 生涯を賭した夢を追い続ける姿に 感動。 求めるもの 追うもの 夢を現実に変えたい。

4月5日()雪。
朝起きてみると 何と雪。 咲き出した桜もビックリ。 かなりしめった雪のため ふくらみかけた桜の蕾に雪が付着して 枝が折れたものも・・・。 パイプハウスの上には 軽い雪は積もるが 重い雪は滑って積もらない。 降り積もる雪 心地よかった。 

4月4日(金)曇りのち雨.
長い長い一週間が終わった。 明日は 待ちに待った土曜日。 青空の下で 朝から看板彫りをしたいが あいにく雨降りのよう。 > セキレイがシッポを振りながら 駅のホームをちょこちょこと動き回り なにやらついばんでいた。 半年ぶりの電車。 CDを聴きながらウトウトしていたら あっという間に降車駅。 2年ぶりの駅は 様変わりしていた。 歓送迎会へ向かう途中 市役所の庭にある数本の桜は 咲き誇る小さな花たちで 普段より大きな 大木となっていた。 明日のため 飲み過ぎないようにセーブ。 こころはすでに あしたへ・・・。 

4月3日(木)曇り
前任者から引き継いだ仕事は やっぱり自分の性に合わない。 自分のカラーが出せるのは1年後からなのか。 今のところ まだまわりが見えないので 様子見状態。 

4月2日(水)曇り時々雨.
眠い ただ ただ眠い。 相当に気が抜けてしまっている。 いままで 張りつめていたものが ぷっつりと・・・。 毎日追われるような 仕事がしたい。

4月1日(火)晴れ..
職場が変わって 第1日目。 みんないい人達ばかりで 今後がすごく楽しみ。 不安は 不思議なくらい全くない。 > 仕事が終わって あるBB農家へ あるお願いに行って来た。 そしたら 夕飯をご馳走になり 話が盛り上がり すごく楽しかったおかげで 時間を忘れた結果 22:45までお邪魔してしまった。 こんな楽しいお付き合いが 今後も末永く続くことを 切に願う。 > 明るい声で 気持ちが晴れた。