Diary2003.3

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3月31日(月)晴れ.
梅が満開を過ぎ 桃が1分咲き 気の早い山桜は 咲き始めている。 4年前 チチブベニシダレの あの可憐な花びらの虜になり やがて華奢なヤマユリの身のこなしにあこがれた。 釣り鐘のような白い花 夜な夜な動き回る獣へと 心はうつろい歩く。 ビュッフェの遺作となった 白ユリの花が 脳裏に焼き付いて離れない。 大きな黄色い 太陽のような大輪に 目を奪われたこともあった。 皆懐かしい思い出となった。 ただ一つ この胸の中には 猫じゃらしが風に揺らいでいる。

3月30日()晴れ。<295>
近々オープンする 観光農園の看板をプレゼントするため 看板を彫った。 慣れないノミと彫刻刀で 農園名を浮かし彫りにするため 硬い板と一心不乱に格闘した。 朝早くからやっていたため 近所の人が 朝っぱらから何やってんだいと・・・。 我が弟子の観光農園がオープンするので プレゼントの品を彫っているんです・・・。 へーうまいもんだなと・・・。 > あと あす一日を残すのみとなった。 仕事には未練が残るが 職場には一切ない。 

3月29日(土)晴れ.
気が重い これほどまでに気持ちが落ち込み 何かしたいと右往左往 こんなに落ち着きがなくなるとは。 

3月28日(金)晴れ.
潰しに来た工作員がいた。 それは何もしないこと。 ただ机に座り パソコンと睨めっこをしているだけ。 一切を握りつぶし 事務を進めようとしない。 あれだけ何もしない 何も出来ないと 何もやらせること 任せることは出来ない。 部下たちは 仕事の気力をなくし 本来の持つ能力の10%も発揮できないばかりか その職場の信用力は限りなくなくなり つぶれる日は近い。

3月27日(木)晴れ.
眼が疲れた。 もう少しだ 耐えよう。 4月から 使命を感じる仕事に変わる。 ブルーベリーの葉芽が少しだが 動き始め 花芽も大きくふくらんできた。 本当の春は近い。

3月26日(水)晴れ
まったく驚いた! この厳しい折に 私を指名して予算を付けてくれたことを うちの馬鹿上司が 今日のいままで 自分のこころの中にしまって置いたのだ! 追求した結果わかったこと。 幾度となく 連絡がなかったかと いつも聞いていたのに この始末。 そのままにしていたら・・・。 そのお金をどうしようと思っていたのだろうか。 あれほど 足だけは引っ張るなと言っておいたのに

3月25日(火)雨.
昨夜は眠れず 丑三つ時にふらふらとたばこを吸いながら 近所を散歩してしまった。 朝方ちょっとウトウトしたようだったが・・・。 >  長かった4年。 丁稚奉公の年季が明け 念願の元の鞘に復帰する。 やっぱり 仕事は楽しくしなくちゃ まわりも迷惑する。 年季が明けずに 残念な人もいるが もうちょっとの辛抱と思い 頑張れ! >  剪定センスの良い 今後とっても有望な後継者がいる 都会の中にあるブルーベリー園に行って来た。 数百本はあるだろうか。 剪定がわからないといいながら 結構さまになっている。 伸びもいいことから 今年はかなりいけそう。 都市農業の成功例となるだろう 観光農園に 今後もエールを送りつづけたい。

3月24日(月)晴れ.
幸せな 幸せな一日。 農家の廃屋を 今風に改造し 喫茶店を開いてしまった 脱サラの髭おじさん。 地面から ズドーンと2階まで 階段を付けてしまった。 店内は土禁で スリッパに履き替える 板の間。 手作りケーキが最大の売りとか。 庭には3匹の犬。 それに 疲れきったブルーベリー。 マスターと ブルーベリー談義に花が咲く。 勢い余って 芝が敷きつめられている庭を ブルーベリー園にすることになってしまった。 レアチーズケーキの上にのっていた ちっちゃなブルーベリー。 その実が 疲れきったブルーベリーの樹を物語っていた。 長いつきあいになりそうだ。

3月23日()晴れ曇り.
どこかの観光地で味わったブルーチーズの味と違い 味 香りとも強烈! 味わった回数が足りないのか 癖になる感覚がわからない。 ブルーチーズと菜の花のパスタ 決してまずいとは言わないが 美味しくは感じなかった。 その点 ホタテのニンニク炒めパスタは 美味しかった。 ワインは舌の左右が痺れるほど 酸味?が効いていた。  ラズベリーパイは 細かい種があんなにあるとは・・・でも 初めての食感に感激。 コーヒーも 苦み走った透明感のある 最高のものだった。 第2看板の許可も出て あと2か月後のオープンへ向け 草むしりだけ。 彫刻刀と温泉。 明日は楽しむぞー!

3月22日()曇り。
久しぶりに 畑の中を走った。 足がパンパン 心臓もバクバク。 ハクビシンハウスの掃除 タイヤ交換 洗車 山道のドライブ モンスターマシンは ストレスを感じることなく グイグイと。 いっぱい寄り道して・・・。

3月21日()晴れ.
気が抜けたのだろうか 普段のテレメあととは 違うけだるさ。 CDを4枚借りて 怪しい喫茶店で 重厚な苦みとコクのある”ポパヤン”を ゆっくりと味わった。 このひとときがたまらなく良かった。 マスターも いつものように 蘊蓄を述べ 何ともいい味を出していた。

3月20日(木)晴れ.
きょうは 化粧は当たり前 メールを打ちっぱなしの 今どきの高校生8人と テレメ。 現在1:47。 じゃがりこにお湯入れて マッシュポテト。 うどんがすいとん状態になり お湯を足してうどんに戻す。  > 成果発表会 まあまあだったかな。 休憩時間に ニュースプラス1で放送されたものを流した。 やっぱり 反応はいいものがあった。 さて 高校生から一言づつ・・・。
○はくびしんに逢った。茶色かった。目と目の間が白かった。バナナを食べてた。警戒された。・・・新井千香子   ○うどんを作った。ジャガイモの皮むきが大変だった。ハクビシンが怖かった。・・・神田安希子   ○初めての徹夜調査、眠いが朝までがんばります。ROをやっている人このアドレスによかったらメールください。 nobuya4596@hotmail.com ・・・関河    ○今日初めてハクビシンに逢いました。眠いなか、いっぱい走りました。うどんを作って人参切るのが疲れた。。・・・小池瑠美   ○只今、0:47分かなり眠いです。自分、徹夜後は顔が真っ白になる人なので友達に「やばいんじゃない!?」とよく言われます。でも何とか頑張るので応援ヨロシク。・・・多田 斉   ○今日はめったに見ることの出来ない黒ズキンちゃんに出会った!!とゆーか追いかけられた・・・怖かったぁ〜(T_T) 島崎 勝正

3月19日(水)晴れ.
何んでだろー。 すべてが 理解しがたい。 それにしても・・・。 >  あすは 1年の仕事の成果を披露する日。 まとめながら 日々を振り返った が どうしても気になるのが これからのこと。 せめても 足だけでも引っ張らないで欲しいと そんなことを考えながら よくやってきたなと思う。

3月18日(火)曇り.
何だかねー。 それにしても・・・。 まわりが何とかしちゃうから 始末が悪い。

3月17日(月)曇り.
お疲れ。 それにしても・・・。

3月16日(日)曇り
目をつむり 瞼の奥にある風景を蘇らせる。 その場所にとけ込むような イメージをふくらませる。 数ある板の中から 2枚を選んだ。 ある農園の名前を刻む看板に使う。 数百年たった桑の木。 直径30cmはある 数少ない巨木を挽いた逸品。 何十年たっても 変わらぬ気持ちを込めて 作り上げたい。

3月15日()晴れ.
生まれて初めて 石窯で焼いたパンとピザを味わった。 ファーストフードが全盛時代に 2時間火を燃やして 窯の温度を200℃まで上げて パンを焼く。 農家だからできると 制作者は言うが 相当な思い入れがないとできない。 耐火煉瓦を積み上げた かまぼこ型の窯。 ぶどう生産とともに 石窯パン体験工房をやりたいと 夢を語った。 おそらくこの地域では 初めての試みだろう。 これからの発展が楽しみだ。

3月14日()晴れ。
午前中は気力を集中し 猛ダッシュ。 午後は こころを解放し オープン。 夜は ひとり寂しく しんみり。 後頭部がやや思い。 

3月13日(木)晴れ.
振り返ってみて 改めて ハクビシンが見えてきた。 1つのぶどう園を 少なくても8頭が餌場として利用していた。 複数のハクビシンが 同じ寝屋を利用し 時には一緒にいた。 飼育ハクビシンを見ても 4頭が同じ寝屋に 押しくらまんじゅう状態で利用している。 餌の奪い合いをやらない。 これらのことを一つ一つ考えてみると 資源は 排他的には利用せず 共有というかたちをとっていることが 何となくわかってきた。 この共有が 同じぶどう園を8頭が餌場として使って 被害を大きくしていると・・・ まさか被害防止技術を作るのに ハクビシンの性格まで 見えてくるなんてね。  

3月12日(水)晴れ.
勇気のでる言葉をもらったおかげで 元気が出てきた。 ようやく重い腰を上げ 1年間の仕事の成果をまとめ始めた。 昼間は お客さんや電話が多く また目障りで独り言をぶつぶつ言う人等がいるため なかなかはかどらなかったが 成果のまとめがない人がほとんどのため そそくさと帰ってしまったとは ゆっくりであるが頭が回転を始め じっくりと考えられた。 

3月11日()晴れ。
イノシシとタヌキの丸裸の 気持ち悪い写真を見せられた。 ヒゼンダニによる疥癬で 体毛が抜けた哀れな格好。 あきる野で行われた 獣害勉強会 イノシシ編での一コマ。 意外に 東京都の獣害対策は進んでいる。 奥多摩方式とも呼ばれる 接近警戒システムがある。 集落近くに猿が近づくと 電波が受信され 総出で山から下りてきた猿を追い返す。 一見地味なようだが 教育的指導が結構効果があるという。 埼玉は 人口の比重と同じく 山間地域には予算が配分されないため 獣害対策は 後手後手。 これでいいのだろうか。 山間地域の機能は大きいと言いながら 口だけのようだ。 知事が替わらなければ だめかな。

3月10日(月)晴れ.
土台に玉石を積み その上に耐火煉瓦を積み上げた本格的な パン焼き窯。 アーチ状になった屋根 分厚い鉄の扉 薪を燃やして窯の温度を上げる。 朱色に塗られた 手作りの小屋の中に 重厚な窯が ドーンと据えられている。 ロマンとか言う単語では言い表せない 何とも言えぬ感覚に酔いしれる。 将来は 小さなパン焼き窯を数個作り 体験工房として ピザとパンをセットにして 農園の一部としたい考えだ。 桃の摘雷の手を休め 熱く燃えたぎる思いを語ってもらった。 今度の休みに 火入れから パン焼きまでを 体験させていただく。 楽しみだ。

3月9日(日)晴れ
○△□◇☆ハート そして うさぎの耳。 枝ごとにいろんな形。 昨年 かまってやらなかったため 伸び放題になっていた ツゲの木。 形がぼけていたが じっくりと 眺めながら剪定をしたので はっきりくっきり。 てっぺんのうさぎの耳も それらしくなった。

3月8日(土)晴れ
あちゃー 黄色くなっちゃたー。 そんなに 染めるつもりはなかったのに。 3か月ぶりに髪の毛をカット。 >  ちょっとやばい状況になってきた。 ベスト体重から 8kgオーバー。 ストレスによる過食症といいわけをしながら 暇だといろんなものに手が伸びている。 わかっちゃいるが・・・。

3月7日()雪のち雨..
仕事が終わった後に 前から行ってみたいと常々思っていた喫茶店へ行ってみた。 テーブルは4つしかなく ピアノやギターが置いてあり すごく小さなレストランであった。 毎月 バイオリンやピアノのコンサートをしているという。 ノートに チェロのリクエスト曲を書き込んできた。 再来週の土曜日に 行こうと思う。 > コーヒーを飲みながら 試し刷りの校正をした。 「生態から探る農作物の被害防止対策」 動物の行動や能力を逆に利用する 効果的な対策の啓蒙資料。 3年間の総まとめとして 5,000部を印刷して 配布する予定だ。

3月6日()曇り。
どの天気予報を見ても 雪だるまマークが並んでいる。 まだ雨。 あす朝起きてみると 銀世界が広がっているのだろうか。 >  お風呂のなかで きょうの出来事を あれこれ思う。 お客さん 電話 メール 打合せ 移植 八百屋さん 印刷屋さん 美味しいケーキ それに・・・。

3月5日()晴れ。
きょうもまた 無駄な時間を 過ごしてしまった。 あーぁ >  もう すっかり春のようだ。 ブルーベリーの晩生品種の芽が動き出した。 葉芽の小さな葉がわかる。 花芽もまん丸にふくらんでいる。 ちぢれラーメンのような マンサクが満開になり 気の早い紅梅も満開。 暖かい日差しが 待ち遠しい。

3月4日(火)晴れ.
高熱が出たと言って 仕事をずる休み。 そこで 我が弟子と 遊びほうけた。 その結果は 充実した一日! すごく楽しかった。 師匠と弟子の年齢差は25歳。 弟子の方が年上。 親子ほど違うこのコンビが 朝9時から夕方5時まで 農作業をして 温泉でくつろいで 怪しい珈琲屋へ行って来た。 日ごろの農作業の無理がたたってか 弟子は腰が痛いと 入浴後 10分100円のあんま機へ。 師匠は昼寝。 温泉では勝手気ままに過ごすが 農作業では 冗談を言い合い 息がぴったり。 蘊蓄を垂れる珈琲屋では 10数個の薄暗い電気が醸し出す 怪しい雰囲気に 「いいねー」と弟子。 2人の関係は こんな珍道中で より強固になった。

3月3日(月)晴れ.
ひとりで戦う限界が来た。 嫌気がさし 明日は休みを取る。 もういいや。

3月2日(日)晴れ
すだちワイン。 1/2 一気に飲んでしまった。 やや酸っぱい 甘い香りと味。 ほのかな蝋燭の炎の下で 飲み干してみたい。  ♪もっと 酔うほどに 飲んで・・・。

3月1日(土)曇り雨
とっても盆栽的なブルーベリーの樹に出会った。 スースーと伸びた 10数本の真っ直ぐな枝。 疲れ気味な枝を 若返らせるように 古くなった枝を摘める。 庭の看板として かなりいいかも。 性格と仕事。 切り離すことはできないが それで許されるものではない。 見てみない振りと 葬り去ることの罪悪感に気づいて欲しい。 >  危篤だからと 電話があった。 病院に駆けつけると 何とか延命措置で・・・。 夜中に 逝った。 先月 連れ合いが亡くなったばかり。 気力がなくなり 後を追うように。