Diary2003.12

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12月31日()晴れ
蝋梅の花が咲いている。 気の早い梅も咲いていた。 今年の夏は冷夏 冬は暖冬。 気まぐれな気候に 悩まされた植物たち。 動物も 植物の恩恵にあやかるため 同じだったろう。 / 念願であった転勤。 しかし 悩みは尽きないもの。 再び 夜空の星たちとともに生きる決意をした。 いろんな人のお世話になり 何とか自分の歩む道を見つけることができた。 / 数多いいろんな人とのお付き合い。 こころとこころのお付き合いも 深まり いっぱい実を結ぶことができた。 これからも より一層の熱と情熱で ぶつかり合っていきたい。
12月30日()晴れ。 テレメ実施1 <352-76>
夕方5時。 宵の明星が 大きく明るく輝いている。 日中は 風もほとんど吹かず 穏やかな日射しに包まれた。 高さ10m以上はあるだろう 大きな銀杏が10m間隔に 3.2kmにわたって両側に植えられている。 青空越しに 真っ直ぐに伸びた先っぽを見ながら 軽いジョギングを楽しんだ。 樹林に入り やっぱり空を見上げると 天蚕らしき 黄色い繭がちらほら見えた。 何気ない風景に 感動。 昼食は キムチピザ。 もうちょっと唐辛子がかかっていた方が 辛くて良かったと思う。 年末が押し迫り 掃除だとか片づけに忙しい世間を後目に こんな余裕が 楽しい。
12月29日()晴れ。
ふー 夜になって 頭が痛くなってきた。 夕方 今夜はテレメをやるぞと 心に決めたが 頭痛には勝てない。 早めに寝よう。
12月28日()晴れ
優しい 思いやりのある中学生に パーティーに招待された。 手作りのケーキ 全員で蝋燭の火を吹き消した。 ゲームやカラオケで およそ4時間楽しんだ。 別れ際に みんなでお小遣いを出し合って買ったのであろう プレゼントをいただいた。 感極まり 思わず涙が出そうになり 必死に押さえた。 / 看板の贈呈は 屋外の 赤々と燃える時計型ストーブのそば。 テレビのアウトドア番組のようなシチュエーション。 星が降るような夜空。 冷気に負けないように ストーブに薪をくべ どんがら汁で温まった。 / 今日一日 今までの人生の中で こんなに人のぬくもりを感じたことはない。 必死に盛り上げようと 心を配る中学生。 人をもてなすことは 何んの飾りもいらないと教えてくれた 冬の屋外での鍋。 本気でつきあう人だけが感じる ぬくもりでした。
12月27日()晴れ。
昨夜は 大雨のため途中棄権。 昨夜の最終到着点を探すため 徒歩でじっくりと。 あるキャンプ場で 炭焼き窯から竹炭を出していたので 見ながら話を聞き 竹炭をインテリアにしようかなと思い 1本いただいた。 その後 女子高生に声を掛けられ 30分ほど立ち話。 なんでも1年留年して 3月には卒業が出来そうであることなど たわいもない会話をした。 / 明日の中学生との打ち上げパーティーへの差し入れを買うため 駄菓子屋へ。 へー懐かしーなんて声が聞こえる中 60点ほど買い込んだ。 / 陶芸工房の看板をあす贈呈するため 思い切りど派手なリボンと包み紙を買って 厚く重い看板を包んだ。 さて喜んでもらえるだろうか。
12月26日(金)曇り夜雨 テレメ実施1
年賀状の印刷のお礼?に ちょうどタイミング良く送られてきたホタテで 夕食をご馳走になった。 早く帰ろうとしていたが 引き留められ 断れず長居をしてしまった。 おまけに お歳暮もいただいてきてしまった。 / 今日で 今年の仕事が終わった。 
12月25日(木)晴れ
緩やかな斜面が続き だんだんと傾斜がきつくなる。 いわゆる里山を利用した 黒毛和種の放牧。 今から15年ほど前まで使っていた場所で 1年後に現在の仕事を退職する予定なので それに合わせて 放牧を復活させる計画だ。 山を使った放牧なんて 農家がやっているのを見たことがないので うっそーという気持ちで 現地を見に行ってきた。 南面傾斜で 日当たりが良く 幹線道から500m入ったところで ちょっと気がかりなのは 近くに別荘が2軒あること。 広大な牧草地帯というイメージではなく 灌木が生い茂げり その木陰で牛たちが 呑気に草をはんでいるといった感じ。
12月24日(水)晴れ 
ある協会の ホームページの維持・管理・運営を請け負った。 管理する人もいない。 まして 委託に出す資金もない。 膨大なデータが蓄積されているが 更新作業を怠っているため 情報内容がかなり古い。 一つ一つファイル毎にデータを印刷して チェックと修正。 気の遠くなるような作業だ。 ボランティアではなく せめて ボラバイトくらいにならないか。 この正月休み中に 載せ替えることが出来るといいなと思っている。
12月23日()晴れ。
バケツの中に まだ氷が張っている。 障子の紙を剥がしながら 凍える手を息で暖める。 2年に一度の 障子の張り替え年。 寝屋の捜索を終え 出かける予定があったため 急いで障子の張り替えを行った。 全部で10枚あるが 今日のところは 4枚。 
12月22日(月)晴れ <冬至>
楽しい忘年会だった。 あまり乗り気がせず 仕事と割り切って参加。 時間とともに 酔いが回り にぎやかになってきた。 楽しもうとする気持ちが大事だね。 / 甘いもの好きですか? また中学生から電話。 ほんとに可愛い。
12月21日()晴れ.
昼間 アンテナを持ってウロウロすると 出会う人みんな興味深そうに 声を掛けてくる。 テレビでやってるやつ? そうそう! こんな具合。 野生動物のおかれている環境や立場を話すと そうだよねーと よき理解者となる。 積み重ねることで 大勢の人の輪が出来ることを期待して・・・。
12月20日()曇り夜雪。
日本海側の天候は 大荒れのようで とばっちりを受けるように 雲が流されて 夕方から夜にかけて 雪が降った。 
12月19日(金)晴れ テレメ実施1
楽しみにしててね・・・と また電話。 / 寒い。 深々と冷え込み さらに風が加わって 体温が奪われるように寒い。 ハクビシンを追いかけて いままで2回の冬を越えた。 1回目は 行方不明で見つからず 2回目の冬は 発信器の電池が切れた。 今回 万全の体制で冬の営みを 共に歩もうと決意している。 現在のところ順調で 以外にも毎回動いていることに驚き。 今まで 冬は動かなくなるとの 予測はうち砕かれるように思う。 さて 闇夜に紛れて うろうろしてきます。
12月18日(木)晴れ
総合学習で一緒に楽しい時を過ごした中学生から 理科展での準特選のお祝いと 打ち上げをやろうとお誘いの電話。 4月から9か月のお付き合い。 お互いに気心が知れ こちらも責任がないものだから 楽しい思い出が出来ればと おだて上げながら 週2時間つきあってきた。 お礼の手紙や 調理実習で作った変なもの?をもらったり お互いに楽しんできた。 さて どんな打ち上げになるのか 楽しみだ。 
12月17日(水)曇り晴れ
仕事は楽しく 農作業も楽しく と地域の人たちとの約束を果たすため ブラックベリーのトレリスを立てた。 収穫の時期になったら 地域の人や子供たちが誰でも収穫でき もしかしたら地域の目玉になるかもしれないと話が盛り上がり 長さ30m 高さ2.5mの縦型果樹棚ができた。 足場パイプをパワーショベルで打ち込み ワイヤーが5段 暇な人が集まり 短時間で見事に組み上がった。 地域の全世帯が加入する組合の所有となる。 7月下旬がとっても待ち遠しい。
12月16日(火)晴れ
以前から 面白い蕎麦屋があると 誘われていた。 2食目の昼食として行ってきた。 こんな山の中に 蕎麦屋が? と思わせる場所。 メニューを見ると 蕎麦と それにまつわる飲み物。 味は? 採点すると90点くらいか。 何が面白いかというと 普通の感覚では 商売としての立地条件を満たしていない場所という意外性。 新築なのに 塗装によって古く見せている。 内装も 古民家風。 それに 店までのアプローチ。 斜面にあるため 30mほど登っていくが 階段を多用し 行き着くまでの時間が楽しい。 店に入っても 玄関で靴を脱ぎ テーブルにつくまでの見せ場があちこちに。 口コミによる集客を考えた店づくりをしているなと思わせる。 開店が4月で まだ9か月。 庭まわりや建物自体が 馴染んできたころに また味わいに行きたい。
12月15日(月)晴れ
我が田舎まちにも 今月初めに セルフサービスのスタンドができた。 もう1軒 オープン間近。 スタンドにより精算方法は様々で とまどうことが多いが やっぱりだった。 期待していた 珈琲とかコンビニとの併設はなく ただのスタンド。 有人スタンドより 確かに3円ほど安いが 1回当たり150円ほど安くなる計算。 いまのところ月 2回がせいぜい。 ほかに無駄遣いをしなければ このくらいはすぐ浮く。 でも 何となく割安感がり 引き込まれるのはなぜだろう。
12月14日(日)晴れ
お風呂 トイレ 布団 コタツ どこででも本を読む。 そのため 洗面台の上や窓際のちょっとしたスペース 本棚の上などに 読み終えた本が乱雑に積んであった。 特にすることもなかったので その本を片付け始めた。 おそらく5年ほど片づけなかったに違いない。 本棚まで手を伸ばして 大掃除が始まってしまった。 片づけ始めると 懐かしい写真や書類 手紙などがいっぱい出てきた。 それらを見始めると手が止まった。 今日の成果は 文庫本が82冊 単行本が17冊 雑誌8冊 その他4冊 合計111冊。 まとめて 小屋の中にしまった。 / 経済雑誌に 生物多様性について書かれていた。 自分なりに解釈すると 生産重視の経済から 環境重視の経済活動が望まれ 昔の自然環境に近づける努力を要すると言ったことか。 この論文を読んで疑問に思うことがある。 絶滅危惧種等の日本固有の動植物たちは 環境さえ整えば なんとか復活し 豊かに棲息を開始するだろう。 しかし 一部固有の棲息地以外から持ち込まれた種については どうだろうか。 多様性とは それらの種も含んでのことなのか。 日本の気候風土に適応してとけ込み もはや固有種以上に繁殖している例は 上げたらきりがない。 環境省の審議会で外来種の対応についての答申が最近発表されたが もはや手遅れと言った感が否めない。
12月13日(土)晴れ
テレメ明けでも ゆっくり寝てられない性分。 庭掃除から始まり 照明器具の掃除を始めてしまった。 / 寝屋のがさ入れ。 ベッカムの橋梁と ミルクの新たな寝屋である廃屋。 たまたま両方共に人がいたために 細部まで見ることが出来た。 橋梁は 岩石を吉田町から秩父市までベルトコンベアーで運ぶための橋。 ゴーゴーと唸る埃っぽい建物内に入り 探索開始。 普通入れないため すごくラッキー。 廃屋は 隣の家のおばさんと 色々話す。 野良猫が住みついているために 毎日餌をやっているという。 テレメを通じて 色んな人との出逢いや ドラマを感じることが出来る。 テレメも楽しいが やっぱり出逢いがなにより。 その喜びが大きいためにやっているのかも。
12月12日(金)曇り テレメ実施1
日本ザルが捕まった。 しかも子連れのメスザル。 麻酔を打ち ぐったりしているところで 色んなところを見ると 人間とはかなり違う。 まず 絶対的に小さい。 進化していく中で 身軽に動く必須条件として 小さく軽くなんだろうな。 手と足の形がよく似ている。 皮膚の緻密さが無い。 爪の色が黒い。 歯が尖っている・・・。 
12月11日(木)曇り雨 祝20,000HIT
寒〜い一日。 今年一番の冷え込みらしい。 一服するため 会議の合間をぬって外に出ると 確かに寒かった。 / 丸一日会議。 実のあるものと期待していたが 曖昧な答弁に終始する 首脳部にがっかり。 責任はとらないという逃げの体質が もろ出ていた。 よくなるはずがない。
12月10日()晴れ。
農家レストランへ行ってみたい。 冬のこの季節では 野菜はないだろうから ちょっと我慢していよう。 おばあさんが作った野菜で 昔ながらの味で 手作りの田舎料理。 しかし 現実は 雑誌の特集記事を見ると 気の利いたレストランのようだ。 値段設定も高めで 気軽に行けるところではない。 残念だが 理想と現実のギャップはかなりありそう。
12月9日(火)晴れ
舵のない大船と 万全な体制で船出した小船。 組織が大きいほどしっかりしているかと思えば 以外とそうでもない。 ただ肩を寄せ合っているだけの 烏合の衆。 まとまりのある小さな組織が 先進的な活動で 地域を動かす。 きょう その典型的な 2組織の活動に触れた。 それは 指導者の 理念 信念に依るところが大きい。 小が大を飲み込む日も近い。
12月8日(月)晴れ
早くも 忘年会。 ボトル1,500円から3,800円のワインを6本空けた。 一番飲みやすかったのが ボジョレーヌーボ。 誰もが さっぱりとした口当たりと好評。 その次が 1,500円の安いもの。 高ければいいと思うのは 金持ちだけか。 一般平民は 美味しければいい。 / いよいよ 冬本番の到来。 今朝は−4℃で さすがに寒い。 1cm位の氷が張った。 
12月7日()晴れ。
ある人気があるらしいラーメン屋。 焼ぼしで出汁をとっていると 店の入り口に書いてある。 中に入ってみると 団体が個別に精算をしている。 店員と目があったが いらっしゃいの一言もない。 メニューを見て 何を頼もうかと 5分くらいたったが 誰も来ない。 客をなめている店では ラーメンなんか食ってやらないと 出てきてしまった。 
12月6日(土)曇り
予測がつかない ミルクの動き。 今日の予定がキャンセルになったため 今朝方行方不明になったミルクの寝屋を探した。 土曜日で仕事が休みのせいか あちこちで声を掛けられた。 最近テレビで サルやクマのテレメの模様を放送していることや 探偵が盗聴器を発見するなどのワイドショー的なテレビを見ているため そんな質問が多い。 4時間ほどたったころ やっとの思いで探し当てた先は 高校内の側溝の中だった。 昨夜からの捜索で疲れ果てた。 昼寝をしてしまった。
12月5日(金)曇り テレメ実施1
テレメのほんのつかの間の休憩中 このHPのあちこちをちょっとだけ改造。 わかるかな。 / ふらふら〜。 明け方になるころには 一体どれだけ歩いただろうか。 普段は自転車でテレメを行うが この時期になると とっても寒い。 だいたい見当をつけて 見つけに行くが いないこともしばしば。 あちこち探し回るが いないことも多く 家を出て2時間くらい戻ってこないこともある。 そうすると 休憩時間が無く また歩き出す。 疲れ果てると まわりが暗いため 平衡感覚が無くなり カラダが左右前後に揺れ出す。 自分でも制御が利かない。
12月4日(木)晴れ.
なんとしても との決意で挑んだ。 意地だけで 朝夕ともにミルクを探し求めた。 昨日 あれだけ探したのに 悔しい思いをした。 雪辱戦。 凍える手を 口元であたためながら 喜びの瞬間を迎えた。 比較的新しい無人の家屋の中。 ミルクの家が見つかった。 これに掛けていいのだろうか いつまで続けるのだろうかとの思いもある。 今は これしかない。 
12月3日(水)晴れ
世間の喧騒を逃れるように 仕事を休んだ。 あるキャンプ場へ行くと 竹炭を焼いていた。 その人たちと会話が弾み 夢を語り合う異業種交流を開こうという話になった。 最近 竹炭の微粉末の製法で特許を取得したらしく 近々会社を興すという。 今後が期待できる展開になってきた。 匠の里のように 区画を貸し出し ものずきを集め アーティスト村を作りたいという具体的な話までなった。 実現できたら 楽しいだろうな。 
12月2日(火)晴れ
小春日和のようで すごく穏やか。 こころの中も 1年中こんな風だったらいいのに。 / 読み終えた文庫本が 今にも倒れそうに 壁にもたれかかるように無造作に積んである。 ちょっと強い地震が来れば 崩れ落ちるだろう。 数えてみると28冊。 9割がミステリーもの。 気を紛らわせる本と 受信機が 今の生活を支えている。
12月1日(月)雨
右目の下が虫にでも刺されたのであろう かなり腫れている。 昨日の晩に かゆいので掻いたら 膨らんでる感じがしたので 鏡で見たら うっすらと盛り上がるように 赤い。 丸一日たったが 腫れはひきそうもない。 / 早朝 雨の中を傘をかぶり歩いていると 毎日大変だねと 声を掛けてくれる老人がいる。 お互い様と思う。 どこに住んでいるのか知らないが 散歩をしているのだろう。 人のことは言えないが 朝起きて じっとしていられない質なのだろう。 現実からの逃避をするための手段として 毎朝のお努めをしている。 自分に言い聞かせるように 見えない相手を捜している。 見いていないようで 近所の人は見ている。 何やってんだかと 思っているに違いない。 しかし そんな視線はまったくと言っていいほど眼中にはない。 ただ 世の為 人の為と自分に言い聞かせている。