Diary2000.4

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4月30日()晴れのち曇り。
 男のロマンって何かな。 こだわりって? 一つのことをやり遂げることかな。 カヤックを自作して 川や海で浮かべるのもいいかも。
 木を張り合わせて 自分で作り上げていく 世界で一つだけのカヤック。 Noguri工房を見学した。 こころが動いた。 これも男の・・・。
 顔に出ちゃったかな。 慣れって恐ろしい。 気を抜いた瞬間に グサッとやられてしまった。 今後のために すごく反省。

4月29日(土)晴れ.
 朝から風が強かった。 薄いトレーナーで寒さは感じない。 ハナズオウが 紫色の花を枝に塗りつけたようにびっしりと咲かせている。
 今日は一日 引っ越しを手伝った。 最新の技術を導入したハイテクハウス。 屋根には全面に太陽光発電パネル。 電磁調理機器。 
 全部屋空調システム。 便利&快適そうだが エネルギーはすべて電気なので 停電すると 30分しか持たないという。
 危機管理はだいじょうぶ?  庭は コンクリートに砂利。 変化を求める自分としては 原始生活に近いほうが 面白みがありそう。

4月28日(金)晴れ
 ひまわりの芽が出始めた。 ちょうど1週間。 遊びでリスの餌もは種したが 期待どおり発芽してこない。 笑わないでほしい。
 今日の朝は 雨上がりで適度な湿度と柔らかい日差しで気持ちよかったので イスに座って ブルーベリーに訪れる虫たちを待った。
 開花の状況は 0.5部咲きといったところか。 花のかたちは 釣り鐘状で開口部がすぼまっていて ドウダンツツジの花とうりふたつ。
 薄緑色の雄しべの頭柱が 花に収まりきらず ちょっと出ている。 虫たちが遊びに来ない。 いくら待っても来ない。
 目が慣れたせいか 2mmほどの黒い甲虫 シャクトリ虫 濃緑色のアブラムシ 蝶の幼虫・・・食害や吸汁する虫たちが見えてきた。
 この虫たちを写真に収めたので そのうちに紹介したい。 きょうは 期待していた虫たちは見つからなかった。 こんどこそ・・・。

4月27日(木)晴れ曇りのち雷雨.
 激しく大粒の雨が降った。 満開の花びらが 早すぎる その一瞬を迎えた。 水たまりの縁に 寄り添い合っている。
 できることなら おまえを摘んでしまいたい。 今あるがままを まぶたの奥にとどめたい。 つぼみには戻れない。
 この春に精一杯咲いた花 なごみ 酔いしれた。 こころを癒すことができた。 感謝。

4月26日(水)
 ドリップ式のコーヒー製造器?に水と中挽きのコーヒーを入れ スイッチを入れる。 これから 30分程度の散歩。
 デジカメをぶら下げて 野に咲く花々を観察に行く。 帰ってきて 事務所に入った途端 とっても心地よいコーヒーの香り。
 いつものコーヒーカップにお湯を入れ カップを暖めてからコーヒーを注ぐ。
 撮ってきた写真をパソコンに入れ 写真を見ながら コーヒーをゆっくり ゆっくりと味わいながら 飲む。
 カップは大きめ。 普通の倍くらい入るかな。 カップの底には 制作者の名前の一文字が彫ってある。
 2杯ほど飲むと 一人また一人と出勤してくる。 これが毎日の 朝の日課と光景だ。

4月25日()晴れ
 朝陽が当たった畑から 湯気が立ち上っている。 幻想的な風景。 山の斜面からも 妖気のような湯気。 雨降るごとに春。
 駅前で さまざまな人間模様を見た。 迎えに来ないのかいらいらしている人。 恋人同士がはばからずキスをしている。
 人待ち顔の運転手。 おばさんのへたくそな運転。 携帯片手に街灯に寄りかかっている人。 人間ウオッチングをしていると飽きない。
 山が眉墨のごとく 萌え 春を楽しんでいる。 柔らかな薄緑色は とても新鮮だ。 あの新鮮な気持ちを こころに焼き付けておこう。

4月24日()晴れ一時雷雨。
 なぜ?と 自問自答を繰り返し めまぐるしい一日が終わった。 自分の思いどおりにしたい。 こんな思いから 人に任せられない。
 人を信用できない性格。 直さなくてはと思うが 男として生まれてきて 何でもいい 結果として 後世に残るような仕事をしたい。
 ものを作るより 人のこころを 動かしてみたい。 そのために あらん限りの情熱を注いでいる。
 北斗七星が頭上のやや北西側に くっきりと見える。 月は東の低い空にある。 きょうも安らぎを求め 身を賭した。

4月23日(日)晴れ
 70日ぶりに髪の毛を切った。 こちらの言葉で”うっつぁしい”状態が続いていて 切りたくて切りたくて ようやく短くなった。
 ついでに 気分を変えるため 日に当たるとわかる程度に 軽く染めてみた。 さすがに真っ赤にはできない。
 ブルーベリーの花が咲き出した。 どうだんつつじは満開。 花は見分けがつかないくらいよく似ている。 早く実ってほしい。 ね!

4月22日(土)晴れ.
 木々の生命が 新しい時を感じ 緑白色に染まってきた。 毎年繰り返される 眩しい季節。 しかし 心で感じる想いは 毎年違う。
 今年の春は 新鮮な感覚で 萌える木々を見ている。 こころの持ち方でこんなに風景がきれいになるものかと 自分でも驚いている。
 花も 土手に咲く辛子菜や菜の花のような淡くはかない黄色い花に目がいく。 来年も再来年も 新鮮な想いを ずっと持ち続けたい。
 自分の行いで 人を傷つけてしまった。 これから 行動を抑制すべきか 反省し熟慮しなくては。

4月21日(金)雨.
 ひまわりの種をまいた。 第1弾は 55本×6種類。 7月上旬には咲くだろう。 ちょっとフライング気味だが 待ちきれないためだ。
 第2弾は5月中旬で7月下旬 第3弾は6月上旬で8月上旬に咲く。 5,000本のひまわり畑を作る予定。 太陽のような花が待ち遠しい。
 宴会を抜け出して 電話を掛けた。 賑やかな話し声が聞こえる。 酔った勢いで ちょっと意地悪ごころが芽生え あらぬことを・・・・・・・。

4月20日(木)雨.
 <穀雨> まさしく作物にとって また 季節が進むために必要不可欠な雨。 しかし 今朝は 降ってほしくなかった。 濡れてしまうから・・・
 夜遅くに 電話が2本あった。 1本は 賑やかなカラオケの歌声が聞こえ 相当に酔った声。 もう1本は 大好きな人から。
 2本とも10時を過ぎていた。 みんな楽しそうである。 人生を楽しんでいる声。 忘れずに電話を掛けてきてくれるだけで うれしい。 
 今度は こちらから掛けよう。 意外と小心者で 電話掛けてだいじょうぶかな 迷惑にならないかな なんて考えてしまう。 明日掛けるぞ!

4月19日()晴れ。
 中山間地域とくらべると だいぶ季節が進んでいるのか 欅の葉が青々としている。 道行くひとの姿が 軽く見える。
 人生の峠はいくつ越しただろうか。 若いころ 「21才の峠越え」 と題して ある刊行会が出版している雑誌に 想いをのせた。
 読み返してみると いくつもの試練を乗り越えた人生の記録が書いてあった。 この日記を読み返してみると その当時が思い起こされる。
 元気なときは口をふさぐ。 体力 気力が十分なとき 想いが先行した。 それは 今も同じかな。 先日 こんなことを言われた。
 若いと思っているでしょう。 すかさず ん! 子供のころ見た大人は ずいぶん年寄りだった。 今の自分は 若く見えるのだ。

4月18日()晴れ。
 普段 見慣れない あんなの持ってたん? と言う姿を見ると ん〜 思わず100点。 GWに一泊旅行にご招待。

4月17日(月)晴れ
 赤い液体。 ゴックン ゴックンと ペースは速い。 お洒落な空間で チーズ チョコ サラダ等をつまみながら ゆっくりと飲みたいね。
 仕事はするものではない。 給料をもらっている以上は こなすだけでなく やりきるもの。 創造し 大きく膨らませるもの。
 お茶を飲みに行ってるん? 左遷? 骨休め? こんなこと言われて 燃えないやつは くずだ。 そのくずにはなりたくない。
 この382日間 体中から伸びた触角は 絶えず闇夜の世界を 手探りの状態で 光を探し続けている。 

4月16日(日)曇り時々晴れ.
 木々が萌えだした。 ブルーベリーの葉も動き出し 花ももうすぐ咲きそうである。 大きく育ってほしい。 お世話になった人に恩返ししたい。
 光りも風も 寒い冬とくらべると 比較にならない。 待ち遠しかった 暖かい春。 でも さらなるものを求め 欲望は高まるばかり。
 あの 絶望の淵に立たされ 気持ちがふっと彼方に吸い寄せられた時 今の自分をつなぎとめてくれた 細い糸。 
 これから まゆをつむいで より太く長く 丈夫な糸にしたい。 断崖からのバンジージャンプでも切れない しなやかな弾力のあるものに。

4月15日(土)雨.
 一日中雨が降っていたため 昼寝をしたり テレビを見たりしていた。 休まると思うが 気が抜けて逆に体がだるい。 貧乏性なたち。

4月14日(金)晴れのち曇り
 心の整理はつていると思ったが いざとなるとダメだった。 送り出すだけの 歓送会。 後任者はいない。
 飲んでいるときは良かったが 終わってみると淋しいものが残った。 飲みながら 話しても何ともならないが 愚痴を聞いてもらった。

4月13日(木)晴れ
 なぜだか。 この世に何人かは同じ顔の人がいる という。 しかし 見たことはない。 同じことを想う人もいる。 実は出逢った。
 お互いに同じことを想い 約束を破り 同じことをやった。 破るのが当然のように思ったようだ。 人間って 不可思議 だから面白い。
 双子って 同じことを思い 同じ行動をする。 なんて嘘 と思っている人は多い。 私は一卵性双生児だ。
 環境が同じ中学までは 身長 体重が同じだった。 頭の出来は少々違ったが。 お互いに同じ家に住み お互いの行動を見ている。
 自然と志向は同じになる。 何となくではあるが 会話が無くても 目で通じ合うことが出きる。 今までに 議論したことはない。

4月12日()晴れ。
 白い桜 紅がかったピンクの桜。 花びらが白色の街灯や提灯に照らされ 真っ黒な夜空に浮かび上がっている。 満開だ。
 淋しいのか 枝のあちこちで だんごになって咲いている。 戦士たちも 集団で淋しそうな桜を見上げている。
 この時を忘れない。 あの立ち並ぶ桜たちが 証人になってくれるだろう。 同じ時を共有した 仲間として。

4月11日(火)晴れ
 今まで いろんな花を見てきたが これほど魅せられた”はな”はなかった。
 青空に透かしてみる花びらは 光る幻想の世界のようだ。
 一日中 はなに埋もれて 戯れてみたい。 夢かな。
 この時が ゆっくりと たおやかに 流れることを願う。 そして 祈る。

4月10日(月)曇りのち雨
 やっぱり雨が降っていた。 こころが苦しくて 救いを求めるようにビュッフェを見に行った。
 傘を差し桜の下を歩いた。
 1年前の今日と同じだ。 違うのは 電車の中から桜を見たこと。
 それと 悩みを共有する信頼できる”友”がいること。

                                                           チチブベニシダレ 2000.4.11 9部咲き
 >今日4月10日から自分の日記の置き場所をここにしよう。
 >読まれて困ること書けない?
 >でも 日記帳は3日坊主だし パソコンであれば続けられそうだしね。
 >いつまで続けられるか 目標は毎日書くこと!

 一年前に書いたこと。 きょうで1年を迎えた。 ここまで続けられたのは なぜだろうか。 自分の中では明確な答えが出せる。
 1 苦しいとき その訳を聞いてほしい。 うなずいてくれなくてもいい。 ただ聞いてくれるだけで・・・。 こころの発散場所。
 2 今の心境を 伝えたい。 口では言えない。 表現できない。 文章はうまくないが こころが表現できそうで・・・。 意思の伝達。
 3 あの時の自分。 振り返ることは後退だと言う人がいる。 前進ばかりでは疲れる。 癒すための後退・・・。 生きてきた自分の記録。


4月9日(日)晴れ
 赤い 赤い ワインを飲みながら 顔が火照る感じを楽しんでいる。 心臓の鼓動が高鳴ってくる。 顔がぼーと膨らんでくる感じ。
 いただきもので 普段のと格段に高級だと思う。 そんな思いから 飲めずにいた 1994年ものの赤ワイン。 格別な想いがある。
 酒は酌み交わす。 ビールは一気。 ワインは 造った人と飲む人のとの気持ちの融合。 きょうのワインは 特に味わい深い。
 味わう舌をもっと 感性豊かに そして 優しく 包み込むように と気持ちは膨らむ。

4月8日()晴れ。
 ちょっとこころが痛んだ。 しかし 自分の選んだ道。 変えられない不動のこころがある。
 1999年7の月に予言のとおり魔物が降りてきた。 こころと肉体が呼び寄せてしまった。 魔界の掟は厳しい。
 こころを呪縛する術はない。 する気もない。 これからも ずっとずっと麻薬の禁断症状のように 苦しむのだろうか。

4月7日(金)晴れ曇り
 きょうも一日 全力を出し切った。 疲れた。  春真っ盛りの花たちも 全力で 自己主張をしている。 桜 桃 菜の花に負けるな。

4月6日(木)晴れ
 ずっと防波堤やクッションになってくれてたね。 ありがとう。 これからは 困ったときは助けてあげるからね。 がんばれ!かなちゃん。
 いつも歌っていた「木綿のハンカチーフ」。 あの甘〜い声が抜群の相性で 粘り着くような芳香に 聴くたびにこころがくすぐられました。
 特別なときがないと もう聴けないんだね。 

4月5日(水)雨
 雲は 我がこころの痛みを眺めていた。 抑えていた涙が きょう一気にこぼれ落ちた。
 そして 化身であるチチブベニシダレが咲いた。

4月4日(火)晴れのち曇り
 白桃の花が ちらほら咲き始めた。 山梨のあの桃源郷は 見渡すかぎり桃色に染まっていることだろう。
 そー こころの色だ。
 花桃の花は八重で花が小さく可愛いが 白桃の花は大きく一重で派手に見える。 しかし 果実は非常にきめが細かく繊細で 甘〜い。
 甘いと言えば チョコレート。 賑やかさに嫉妬を覚え 麦チョコとワインで 甘い香りに包まれている夢を見た。

4月3日(月)晴れ
 うれしい うれしい電話があった。 明るい声だった。 よかった。 余裕 余裕! っていう感じが伝わってきた。 明日から本領発揮!
 元組織のトップである上司があいさつに来てくれた。 律儀に 謙虚な姿勢に背筋が伸びた。 もっと近くで仕事をしてみたかった。 
 一方 きょうから新たな組織となった 我が職場。 机の配置を換えたが 雰囲気は同じ。 新たな気持ちを奮起させなければ・・・。

4月2日()晴れ。
 90mの天空にしゃぼん玉が まるで意志があるように自由奔放に舞い踊った。 日に照らされ 風に吹かれ 螢が乱舞するかのように。
 ”ゾブラ”は健在だった。 ゾはゾウ ブはブタ ラはラクダ 太い足でこぶがあり鼻がブタに似ている架空の動物。 玄関脇に生きていた。
 廃校になった 思い出の学舎。 昼休みに音楽を流した放送室 毎日使った下駄箱 階段 体育館。 3年間通った小学校が健在だった。
 アップシューズが買えず足袋での運動会 村の中を行進した鼓笛隊 実験机を燃やした理科の実験室 ジャングルジム 鮮明に蘇った。
 今にも朽ちそうな廃屋。 緞帳がそのまま残っている映画館。 買い物をした配給所もそのまま残っていた。 思い出が共有できた。
 急激に進化した物質文明。 取り残され息を引き取ろうとしている炭坑の街。 花はなく 人もなく 殺伐とした風景に変貌していた。

4月1日()晴れ。
 池のほとりでお花見をした。 だぶん”そめいよしの”だと思うが ひだまりでは3部咲き 風の当たるところでは2部咲き程度だった。
 ”こぶし” も ”もくれん” もほぼ満開で 春を謳歌しているようだ。 お昼は茶屋で 蕎麦がき おでん たぬきうどん。
 こころとからだが ん゛〜と思いきり背伸びをして 気持ちよさそうだった。 こんな何でもない時を過ごすことが 戦士にとって 至極の時。
 桜  今年こそ春知りそむる桜花散るといふことはならはざらなむ  古今集
 フォーブス5月号編集後記に 石原都知事は「これから世の中を変えていくのはすべて前衛。人と違うことをやっていかなければダメです。」
 「世の中を変えるためなら 訴訟も受けて立ちます。」 ソフトバンク孫社長との対談で明言したと記されている。 同意。